ロックバンド「ゲスの極み乙女。」ボーカル・川谷絵音(27)との不倫スキャンダルによってベッキー(31)は批判の声にさらされ芸能活動休止に追い込まれた。いまもバッシングは止まらない。
なぜここまで叩かれるのかと取材すると、意外にも不倫したい人妻たちが、できないことに苛立ち金切り声をあげていた例も見られた。そして、ベッキーに対するバッシングがこれほど過剰になったのは、「不倫をしている人妻」たちも、自らを棚に上げて加担した側面もあるようだ。彼女たちの意見を紹介しよう。
「1月6日の謝罪会見で不倫を認めていればよかったのに。潔さも覚悟もないなら、不倫なんてするなって言いたい」(40代主婦・不倫経験者)
「本心ではベッキーは悪いことをしたとは思っていないけど、夫の前で彼女を批判することで、自分は“潔白”だと証明する絶好の機会。だからむしろ怒っているポーズを見せている」(2人の男性と不倫関係にある30代主婦)
「恋人・夫婦仲研究所」所長の二松まゆみ氏は「夫以外にトキメキたいと話す妻のうち、実際に不倫するのは2割」と話す。その背景のひとつに、ベッキー騒動でも注目されたLINEなどのSNSによって、出会いの環境が劇的に変化した点が挙げられるという。
関東地方に住む4歳の子供を持つ主婦・大野真世さん(仮名・32歳)がこう話す。
「娘が通っている幼稚園にはママ友グループが複数あって、そのうち定期的に合コンを開いているグループが2~3ある。合コン相手はママ友のカレ(不倫相手)の友人などで、気に入った相手がいれば後は自由交際。時々、人数の都合が付かないときは、グループ外の不倫未経験の奥さんにも声を掛けています。“食事するだけだから、気晴らしと思って”と誘えば、喜んで参加する人も多いですよ」
合コンの日時や不倫相手候補の情報はすべてLINEの「グループトーク(複数でメッセージのやり取りができる機能)」で共有し、確認したら即削除するのがルールだという。
「ベッキー騒動以降、万が一にも旦那に見られる可能性を考え、ママ友らは携帯のロックを指紋認証からパスワード認証に変更しています。手間がかかるようになったため、“とんだ迷惑よ”とベッキーを嫌悪する不倫妻も多い」(同前)
※週刊ポスト2016年2月19日号