朝の連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)でみかん農家を営む惣兵衛(柄本佑)、はつ(宮崎あおい)夫妻の次男・養之助として2月3日OAから登場したのが、関西ジャニーズJr.・西畑大吾(19才)。
「みかん作りに生きがいを見出す役柄なので、みかんと寄り添うために、普段からみかんばっかり食べてるんです。そのせいかだんだん肌が黄色くなってきちゃったんですよ(笑い)」(西畑・以下「」内同)
2年前の連続テレビ小説『ごちそうさん』で、め以子(杏)の息子(3人きょうだいの末っ子)活男役を演じ、見覚えのある朝ドラファンも多いはず。テレビドラマ初出演だった西畑は愛らしい末っ子役を好演し、視聴者の心を揺さぶった。
「ドラマ未経験だったので、朝ドラのスタッフさんからは俳優としての所作など、いろんなことを教えていただきましたね。朝ドラの影響力の大きさも痛感しました」
と当時を振り返る。
「ぼくは戦死してしまう役だったんです。高校へ行く通学路で会うおじいちゃんやおばあちゃんが涙を浮かべながら“なんで死んじゃったんだ…”って話しかけてくれることが多くて、そのたびに“ごめんなさいね”って謝っていました。『ごちそうさん』ファンの人にとっては西畑大吾じゃなく、活男として見ているんだなぁと」
ジャニーズの舞台には数多く出演してきた西畑だが、朝ドラを通じて演じることの楽しさを知ったという。今回の役柄もオーディションを受けて勝ち取った。
「ぼくは普段関西ジャニーズJr.の中で活動させていただいています。ジャニーズJr.は仲間ではあるんですけど、ライバルなんです。常に個人戦をやってるみたいな感じ。新しい子もいっぱい入って来るし、うかうかしていられない…というのが正直なところです。出させていただくからには、心の片隅に残る存在でありたいなって」
そして今回もスタッフ、共演者ともに現場に溶け込んでいる様子。
「宮崎あおいさんがものすごくきれいでビックリしました。こんな人がぼくのお母さん役なんだって(笑い)。ぼくは、1月9日が誕生日なんですけど、1月14日が誕生日の亀助さん(三宅弘城)と一緒に現場で誕生日を祝ってもらいました。亀助さんは亀形のケーキでぼくはみかんケーキでした。またここでもみかんっていう(笑い)」
2作の朝ドラを通じて、またひと回り、役者として成長した西畑が見られそうだ。
※女性セブン2016年2月25日号