昨年、長らくの共演NGから“雪解け”を果たした芸能人が相次いだ。
お笑いコンビ「さまぁ~ず」の三村マサカズ(48才)とヒロミ(50才)が『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系 2015年3月3日放送)で共演し、過去15年にわたり共演NGだったことを明かして話題を呼んだ。
発端はある番組ロケで、リアクションの薄い三村にヒロミがキレたこと。傷ついた三村は以来ヒロミを避けるようになり、共演NGを決断したのだという。『ロンドンハーツ』内でヒロミが謝罪し、いつかふたりの番組をやることを約束し合った。
黒木瞳(55才)と柴咲コウ(34才)も12年越しの“和解”を果たしている。昨年放送のドラマ『〇〇妻』(日本テレビ系)で、ふたりは母娘役で共演。このキャスティングはテレビ業界に衝撃を与えた。
「2003年のドラマ『GOOD LUCK!!』で共演した際に何らかのトラブルがあったそうです。“今後一切共演はない”とまでいわれていたので、驚きましたね。現場でギスギスしていたという話はまったくなかったようで、周囲の方が拍子抜けだったそうです」(テレビ関係者)
2つの事例のように、再共演自体がニュースになることもあり、各局幹部の中には、話題作りのためにあえてNG同士のキャスティングを目論む人間もいるという。
「そもそものNG説がテレビ局の作ったマッチポンプだったりしますからね(苦笑い)。
ただ、中には“ガチ”な組み合わせもあるので注意が必要です」(広告代理店関係者)
本誌取材でも、ネタでは済まない共演NGの組み合わせが判明した。
「よくあるのは“かぶっちゃった”です。元カノと今カノの共演は局側の勝手な配慮からNGとされることが多い。今回の大河ドラマでは知ってか知らずか同じ男性と親密だったといわれる女優2人が共演しているので一部で話題を呼んでいます」(前出・広告代理店関係者)
前述の柴咲でいえば、女優のマイコ(30才)がそれ。2014年8月に公開された映画『喰女』で共演した柴咲とマイコは、撮影中は終始和やかなムードだった。が、撮影終了後にマイコと柴咲の元恋人・妻夫木聡(35才)との熱愛が発覚。とうの昔に別れているとはいえ、周囲は肝を冷やしたという。
“キャラかぶり”も事務所側からNGが出されるケースが多い。
「壇蜜さん(35才)の事務所は橋本マナミさん(31才)との共演にNGを出していると聞きました。ドラマ主演対決など常に比較されてきた米倉涼子さん(40才)と篠原涼子さん(42才)も組ませないよう通達が出ています。
若手実力派女優同士の宮崎あおいさん(30才)と二階堂ふみさん(21才)も同じ。双方演技派で顔が似ているから、と」(芸能関係者)
※女性セブン2016年2月25日号