日本では1300万人が悩む「ハゲ」。本誌2月26日号では、「5年後にはハゲを治す薬が誕生する」というニュースをお伝えしたが、“そんなに待てないぞ!”という薄毛男性に、気になる新情報を入手した。
最近、頭が寂しくなってきたと悩む40代本誌記者が美容室に行ったときのこと。美容師が記者の髪を乾かしながら、こう切り出した。
「このドライヤー、ホントにスゴいんですよ! 使えば使うほど髪が太くなる。お客さんには“髪が増えた”っていう人もいる。魔法のドライヤーですね」
ドライヤーでハゲが治る? そんなバカな──。にわかには信じがたい話だが、常日頃から誰よりも髪を観察している“プロ”の証言だけに聞き捨てならない。早速取材を開始した。
そのドライヤーは医療や美容の技術開発・製造を行なうリュミエリーナが販売する『HAIRBEAUZER Ex-celleMium2』(以下、ヘアビューザー)だ。ヘアビューザーには同社が独自開発した「バイオプログラミング」という技術が採用されている。
販売店ホームページによれば、特殊なセラミックによって複数の遠赤外線を発生させることが特長。水分子の活動を活発化させる働きを持つ遠赤外線を当てることで毛髪の水分密度が上がり、潤いを取り戻すのだという。
艶が出る、サラサラになる、ハリとコシが出たといった評判が広がり、ドライヤーにしては高額な2万2500円(税抜)という価格にもかかわらず、女性ファッション誌でも取り上げられる人気ぶりだ。育毛コンサルタントの板羽忠徳氏が従来のドライヤーとの違いを解説する。
「健康な髪の水分割合は11~13%ほどです。そこに熱風を当てると7~8%ほどに下がってしまう。しばらくすると髪は空気中の水分を吸収して元の状態に近づくのですが、繰り返して使ううちに乾燥しやすい髪質になり、同時に傷みも激しくなる。ドライヤーが髪を傷める“天敵”といわれる所以です。ヘアビューザーは遠赤外線で髪の水分子の活動を活発にするため、水分量を保ちながら髪を乾かせるドライヤーといえそうです」