お酒が強そうな見た目なのに、実はものすごく弱い…なんていう人もいるが、そんな人が深酒したら、とんでもないことになってしまうこともある。大阪府在住の保育士の女性Fさん(51才)の夫(54才)は、飲めそうな顔をしているのに全然飲めないというタイプ。でも、その夫が飲んで豹変したというのだが…。Fさんが暴露する。
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ガテン系の見た目と違い、お酒はめっぽう弱くて、350mlの缶ビールを飲んだらもうベロベロ。まず自分からは飲もうとしないの。
こういう男と結婚すると困るわよ。夕飯を15分で終えたあと、ひとりでボソボソと晩酌してもちっとも面白くないもの。
ところが先日、仕事で珍しく嫌なことがあったらしく、ダンナがこれまた珍しく、ビールやら焼酎やらウイスキーやら、とにかくお酒を大量に買って帰ってきたの。
「今日はおれは飲むぞ! お前もつきあってくれ」と勢いよく缶ビールのプルトップを引いて乾杯。仕事の愚痴も私はうれしくて、「ふむふむ。それで?」と話を聞いてあげていたんだ。
「ン?」と思ったときは遅かった。ダンナの目がトロ~ンとして、口元もだらしな~くなり、私のひざにドスンと頭をのせてきたと思ったら…。
「ぼく、しごとがちゅらいでちゅ~。まま~、いい子、いい子、ちてくだちゃい~」
寝るまでひげ面の大男の赤ちゃん言葉につきあうハメになったわよ。翌日、二日酔いでも気持ちはスッキリのダンナは、「たまには酔っぱらうっていうのもいいな~。これからは時々ふたりで飲むか」って言うんだけどさ。絶対にイヤッ。
※女性セブン2016年3月17日号