週間視聴率は23%~24%を推移し、後編も絶好調のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。その中で、2月から新たに登場した千代の親友、田村宜(のぶ)役の吉岡里帆(23才)が「可愛いすぎる」といきなり人気を集めている。
グラビアも飾っている吉岡は男性ファンも多く、放送前からネット上では吉岡の登場を心待ちにする声があった。吉岡は丸メガネをかけ、無愛想だが勉強熱心で、ちょっと変わっている女学生役を好演。その美少女ぶりと存在感のあるキャラクターから、ツイッターでは、
「この方、近い将来どエライ事になりそうな予感」
「有村架純ちゃんの出世パターンもあるかも」
「田村宜役の吉岡里帆という娘が可愛いすぎる!こんな可愛い娘がいたとは、まったく知らなんだ。この娘は要注目だわ」
「あさが来たの推しは田村のぶちゃん。間違いない」
などと大きな注目を集めている。テレビ解説者の木村隆志さんはこう語る。
「これまで多くの人気キャラクターを生み出した『あさが来た』で、最後のブレイク候補が出てきた感じですね。他の出演者と違い、まだ露出が少なく未知の存在なので、業界の注目度はダントツです」
色白美肌でナチュラルな美貌から“ポスト新垣結衣”の声もあり、朝ドラ出演を機にブレイクは必至。そんな吉岡の魅力について、木村さんはこう分析する。
「吉岡さんは、老若男女に受けるタイプのルックス。清楚に見せようと演じている若手女優が多い中、彼女は生来の透明感と清潔感を兼ね備えています。“何色にも染まれる”という無垢なイメージは、若手女優にとって大きな武器。かつての宮崎あおいさんもそうでしたが、色がついていないからこそ、『役』を見てもらいやすいとも言えます。清楚でありながら、グラビアでは大人の色気も出せる二面性があり、去年の映画『幕が上がる』で演じたメガネッ子のような役もできるし、いろいろな引き出しを持っていそうな女優さんです」(木村さん、以下「」内同)
あさの右腕となる役どころから登場シーンは増えてきたが、ものの2分という初登場シーンですでに、宜は鮮烈な印象を残した。
「千代とのパートでは、宜ちゃんが全部持っていきましたね。かわいげのないガリ勉の役なのに、“ヘンだけど、なんかかわいいな”と魅力を感じた人は多かったのではないでしょうか。一瞬で視聴者の心を掴んだところに女優としての勘の良さを感じますし、まっすぐな瞳や歯切れのいい台詞回しで、あさに心酔する女性をしっかり演じています。コミカルな役ですが、決してやりすぎないのも彼女の魅力。何気ない仕草にも、日頃よく人間観察しているんだろうなと思わせる自然な説得力があります。さすが太秦生まれというだけあって、グラビアをやる美少女系というだけではない、女優としての素地があるんでしょうね」