NHK大河ドラマ『真田丸』が快調だ。第2回の視聴率は『八重の桜』以来、3年ぶりの20%超え。「近年の大河は15%を超えれば好調」(NHK関係者)といわれるなかで、2月28日放送の第8回も17.1%という高視聴率をマークした。
物語の序盤で圧倒的な存在感を放つのが、草刈正雄(63才)が演じる真田昌幸である。主人公・真田信繁(通称・幸村:堺雅人)の父である昌幸は、後に豊臣秀吉に「天才武将」と言わしめた知将。戦国の緊張感が漂うなか、飄々としたキャラクターで異彩を放つ“食えない奴”であり、「昌幸を見るのが楽しみ」と日曜日を待つファンも多い。
「エキゾチックな顔立ちなんだけど、戦国武将の無骨な男のイメージにピタリとハマってるから不思議」(60代主婦)
「あのヒゲと下がり目がセクシーすぎる」(40代主婦)
草刈自身も手応えを感じているようだ。草刈はインタビューで《昌幸という役は、僕のこれまでの集大成と言ってもいいかもしれません。役者を続けてきてよかったと思っています》と話している。
実は草刈は1985年に放送されたNHKドラマ『真田太平記』で真田幸村を演じている。30年の時を経て、息子から父親へと立場を移した姿は草刈自身の人生とも重なる。
「正雄さんは自宅でもずっと『真田丸』の台本に熱中していて、普段から家族にも昌幸のような口調でしゃべっている。最近は奥さんや娘さんたちから“パパ”ではなく、“真田さん”と呼ばれているそうです」(草刈家の知人)
今回の大河は、「家族の絆」を重視している。作中では真田家の長男・信幸(大泉洋)や次男・信繁と昌幸が親子3人で今後のことについて相談するシーンが多く、主演の堺も「ホームドラマのよう」と言う。
※女性セブン2016年3月17日号