「2月の文化祭で演劇『オーロラの歌声』の主人公・スウェーデン皇太子を演じた時は、お母さんが“見にきてね”と周囲にチケットをさばいていました。“辣腕マネジャーさんみたい”って評判になりましたが、それだけ娘さんに対する期待が大きいんでしょうね」(宝塚関係者)
君島十和子(49才)の長女・憂樹さん(18才)が3月1日に宝塚音楽学校を卒業し、演劇部門優秀賞や皆勤賞で表彰された。
愛娘の晴れ姿を夫とともに最前列で見守った君島。幼少の頃から宝塚の登竜門といわれる都内の名門バレエ団に通わせるなど、苦労して超難関の宝塚に入学させただけに、万感の思いだったに違いない。
「歌や芝居、ダンスなどの総合点で、卒業時の成績は同期生39人中13番、男役としては7番と、飛び抜けて優秀というわけではありません。ただ、文化祭で主演に選ばれたように、舞台に立ったときの“華”という天性のものを持っている。“未来の男役スター”と期待されています」(宝塚歌劇団に詳しい芸能リポーター・中西正男氏)
2月の文化祭では彼女の宝塚での芸名が「蘭世惠翔」に決まったと発表された。
「芸名は本人が希望する名前を第二希望まで学校に提出して決まります。両親や恩師に名づけてもらうケースが多い」(宝塚関係者)という。
憂樹さんの場合はかなり画数の多い名前だが、これは「幸運を引き寄せる名前」なのだという。
君島は『運命のフォーチュン Amulet3』(小学館)の中で、著者であるフォーチュン アドバイザーのイヴルルド遙華さんのアドバイスで娘の芸名を決めたと明かしている。
「名前は呼ばれたり書いたりすることで、その人の運命を大きく左右します。いい画数の名前はその人のお守りとなり、多くの幸運を引き寄せます。ただ画数がよいだけでなく、愛着を持てる漢字であることも大切で、君島さんはご家族みなさんで真剣に話し合って決められていました。長年の夢が叶う姿を拝見するのが楽しみです」(イヴルルドさん)
蘭世惠翔の画数は48画。イヴルルドさんによると、画数によって運気は10個に分けられるが、48画はそのなかでも強力な吉数の「ウルトラ大吉」運だ。それに加えて、姓と名の2文字の画数もそれぞれ24画で「スーパーウルトラ大吉」運。センスや才能に溢れ、最強の強運に恵まれる名前だという。
ちなみに、宝塚出身者の中では大地真央(60才)も24画だ。
3月18日、蘭世惠翔は宝塚大劇場で星組公演「THE ENTERTAINER!」で初舞台を踏む。
※女性セブン2016年3月24日号