彗星のごとく現れ、大人気のディーン・フジオカ(35才)。モデルで俳優、しかも5か国語を話すマルチリンガルな彼の魅力とは? おなじみ『五代さま』や『主任』をはじめ、出演した作品ごとの見所を紹介しよう。
「とにかく“引き出し”が多いこと。普通のイケメン俳優の“引き出し”は、スイートな顔なのに体はマッチョとか、多くてもせいぜい2、3個。だけど、ディーンさまは演技は勿論、ギターやドラム、ピアノに中国武術やスキー、バスケもお手のもの。全部パーフェクトでどれだけ奥が深い人なの?ってもっともっとその人のことを知りたくなっちゃう」
このようにディーンさまの魅力を熱く語るのは、イケメン評論家の沖直実さん。“妻と子供がいる”ことも大きな魅力なのだそう。
「普通のイケメン俳優が隠しがちな私生活のことも積極的に話してくれるし、自分から奥様や子供の写真をインスタにあげたり。奥様を愛していると公言していて一途なところがまた、“この人とつきあったら浮気をせず、大事にしてくれそう”と妄想をかきたてるんです」(沖さん)
以下、ディーンさまの出演作とその見どころだ。
■映画『Dance!Dance!Dance!』
ベルギーで国民的人気を誇るアーティスト、ヘンドリック・ウィレミンズがプロデューサーを担当したこの作品は、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』で上映され、大きな話題に。村上春樹風のファンタジーが織り込まれた切ないストーリーで、ディーンは故郷での暗い過去を持ちながら、都会で暮らす人気DJという役どころ。
■連続テレビ小説『あさが来た』
“五代さまロス”という言葉が生まれるほど、五代友厚とともにディーンの魅力がお茶の間に浸透した『あさが来た』。「直接、思いを伝えることはないけれど、あさが困っている時にそっと手を差し伸べる。そんな表に出てこない“一歩引く魅力”を感じます。『あしながおじさん』や『ガラスの仮面』に出て来る“紫のバラの人”のような古風な男らしさがたまらない!」(沖さん)。
■映画『NINJA THE MONSTER』
幕府が“忍者禁止令”を出した世の中。ディーン扮する忍者の伝蔵は、自分の身分を隠しながらも姫を守り、ふたりで命がけの旅を続ける―京都で撮影されたこの作品は、アメリカ人のカメラマン、ベルギー人の作曲家、メキシコ人のサウンドデザイナーと、国際派のスタッフたちが織り成す一味違った時代劇に。
■ドラマ『ダメな私に恋してください』
大人気の少女漫画が原作の『ダメな私に恋してください』(TBS系)でディーンが演じたのは、ドSだけど実は優しい、主人公の元上司。「“メガネ男子”とか“ツンデレ”とか、女の子が大好きな要素を持った理想の男性に、ディーンさまがしっかりハマってます。オムライスを上手に作れたり、ピアノが弾けたりと、毎週いろんなディーンさまの姿を楽しめるのがこのドラマの醍醐味ではないでしょうか」(沖さん)。
■ドラマ『荒野のピンカートン探偵社』
1860年代、アメリカ開拓期のカンザスを舞台に、実在する最古の探偵社“ピンカートン”の創成期を描いたアクションとサスペンス満載の海外ドラマ。ディーンは、父親を殺した犯人捜しを探偵社に依頼するケンジ・ハラダ役として登場。その後、探偵社の仲間となり、捜査を手伝っていく彼の、刀や拳銃を使ったアクションシーンも見逃せない。
※女性セブン2016年3月31・4月7日号