個性派俳優として知られている佐藤二朗(46)。演劇ユニット「ちからわざ」を主宰する実力派として、大河ドラマをはじめ数多くの作品に出演し存在感を発揮している。2015年には、相葉雅紀主演のドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)で披露したアドリブ風演技が「面白すぎてクセになる」「ウザ面白い」とネットで大きな話題を呼んだ。
そんな佐藤が、動画配信サイト「Hulu」で先行配信、日本テレビ系で毎週土曜日放送中のドラマ『ニーチェ先生』の演技で、再び注目を集めている。同作はコンビニエンスストアを舞台に、個性豊かな新人バイトたちの日常を描く。「ニーチェ先生」は間宮祥太朗が演じており、元SKE48の松井玲奈も出演している。松井ファンの男性Aさん(31)は、このドラマをきっかけに佐藤のファンにもなったと語る。
「松井玲奈ちゃんがドラマ出演するということで、玲奈ちゃん目当てで見始めました。このドラマの舞台は、スリーセブンという名前のコンビニ。その店長を佐藤さんが演じているんですが、わけのわからない言葉を早口でまくしたてたり、謎のリズムでツッコミをしたりと自由すぎる(笑)。
他の共演者たちが、佐藤さんの台詞に笑いをこらえるシーンもあって、ドラマに臨場感をあたえてくれるんです。玲奈ちゃんを見るつもりが佐藤さんに注目してしまって、Huluで何度も佐藤さんがメインのエピソードを再生してしまいます」(Aさん)
また、『ようこそ、わが家へ』がきっかけで佐藤のファンになったという女子大生Bさん(22歳)も、『ニーチェ先生』の佐藤の演技が楽しみで仕方がないという。
「『ようこそ、わが家へ』で二朗さんの大ファンになってから、二朗さんが出演している作品はほぼ全て観ています。今回の『ニーチェ先生』は、コンビニの店長というあまり個性を出しづらい配役にもかかわらず、二朗さん節を遺憾なく発揮しています。
とにかく滑舌とテンポが良いので、無口なニーチェ先生と、ハイテンションでドジな松駒くん(浦井健治)との絡みが最高に面白いんです。もし店長役が二朗さんでなかったら、このドラマの魅力は半減していたと思いますね。
ちなみに佐藤さんといえば、実はTwitterもすごく面白い。息子さんのことや演技論などを語っているツイートが多いんですが、どれもユーモアがあって笑えます」(Bさん)
中年男性から若い女性まで幅広く魅了する佐藤二朗。すでに熱狂的なファンが多い彼だが、今後さらにブレイクするかもしれない。