新幹線開業で沸く北海道の港町、函館。獲れたて新鮮な海の幸、レトロで異国情緒にあふれた街並み…。2年連続「最も魅力的な市区町村」1位(地域ブランド調査)に選ばれた真の実力とは? 函館愛に満ちた面々に、その魅力を聞いた。
歴史名所、映画のロケ地、パワースポットなど見どころが数多く点在する函館。のんびりとした街で、建物や景色を眺めるだけの散策も楽しい。
世界三大夜景で有名な函館山、幕末から明治の歴史が息づく五稜郭。函館はこの2 つのエリアを中心に見どころが集まっている。歩いているだけで絵になるような風景も多く、坂道や建物、港など、映画のロケ地としてもたびたび利用されている。市電や、バスを気ままに乗り降りしながらゆったりとめぐるもよし。現地を知り尽くした観光タクシーで、ディープな話を聞きながら回るのも、おすすめだ。
風水の吉方位に従って関西から北海道札幌へ移住。神聖なパワーにあふれた函館に魅了されている風水研究家・大谷修一さんがおすすめするのは、函館山。
■函館山
函館市元町19-7(函館山ロープウェイ山麓駅)
「青森に面した部分は、ちょうど羽を広げる鳳凰の形に見えます。函館山は頭の部分。エネルギーが山全体に満ちているので、登れば、心身ともに浄化しますよ」(大谷さん)
『水曜どうでしょう』(北海道テレビ放送)などの番組を企画・出演。北海道新幹線特任車掌に就任したタレントの鈴井貴之さんは、次の2か所をおすすめ。
■五稜郭タワー
函館市五稜郭43-9
「函館の名所ですが、単なる史跡ではなく、かつて日本ではない違う国が独立していた事実に注目していただきたい」(鈴井さん)
■土方歳三函館記念館(土方・啄木浪漫舘)
函館市日乃出町25-4
函館で没した土方歳三ゆかりの貴重な品や幕末の史実を伝える資料を展示。
「新天地を求め散った土方歳三の姿に幕末のロマンを馳せるのも、函館ならではの魅力」(鈴井さん)
撮影■坂本道浩
※女性セブン2016年3月31・4月7日号