芸能

中村七之助 舞台打ち上げで深津絵里を紳士的にエスコート

舞台の打ち上げに参加した中村七之助と深津絵里

 3月27日の夜、東京・渋谷にあるハンバーガーやステーキが名物のダイニングバーから出てきたのは、深津絵里(43才)と中村七之助(32才)だった。あまりにいい雰囲気のふたりは周囲の注目を集めたが、この夜同店で行われていたのは、ふたりがW主演した舞台『ETERNAL CHIKAMATSU』の打ち上げパーティーだった。

 近松門左衛門の代表作『心中天網島』をベースにした同作。止むに止まれぬ事情から売春婦になったハル(深津)は、妻子持ちながら足繁く通ってくるジロウに心ひかれる。売春婦と客の“15分だけの恋”を超えて堕ちていくふたりだったが、周囲の反対もあり叶わぬ願いだと悟ったハルは町をさまよい、かつて遊女の涙で溢れたという蜆川(曽根崎川)のあった場所にたどり着く。そこで、ハルと同じように妻子ある男性と命懸けの恋をしている江戸時代の遊女・小春と出会い――。

「現代と近世が入り交じる不思議な設定と、ジロウと小春という時代・性別を超えた2役を七之助さんが演じることが大きな話題を呼びました。また、もともとこの作品は七之助さんの父・勘三郎さん(享年57)の“外国のかたに歌舞伎を演出してもらいたい”という構想から生まれた、ある意味で遺作。深津さんも七之助さんも、相当な熱意を持って臨んでいました」(演劇関係者)

 千秋楽も盛況に終わり、この夜は共演者やスタッフと思い思いに労をねぎらいあったという。

「お店を広々使えて、ゆったりとした雰囲気のなかで打ち上げは始まりました。最初、深津さんや七之助さんは赤ワインを飲んでいたんですが、あまりお酒が強くない深津さんは1杯ですぐ顔が赤くなっていて。そしたら七之助さんが“シャンパンをゆっくり飲むのがおいしいですよ”って深津さんにおすすめしてました」(会の参加者)

 料理はビュッフェスタイルで、大皿に大盛りのステーキやピザ、チョリソーなどガッツリボリューム。

「料理は男性には好評でしたけど…。でもそれを察してか、七之助さんは深津さんにサラダやナチョスといった軽めのものを取り分けて運んでいたんです。年下の男の子がしてくれるあの紳士的な対応や気遣いは、なかなか真似できないですよ」(前出・会の参加者)

 夜9時を回って会がお開きになると、少しお酒が回っているのか、頬を赤らめながら歩く深津。七之助は、その隣にピッタリと寄り添い、やはり紳士的に優しくエスコートする。一行は車に乗り込むと、2次会に向かうのか夜の街へと消えていった。

※女性セブン2016年4月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン