鼻水は出るし、目はかゆいしで、花粉症患者にとっては最悪なこの季節。外出にマスクは欠かせないが、なかには喜んでマスクをする人もいるという。埼玉県に住むパート勤務の女性Wさん(42才)の夫(44才)は、花粉症初心者。なぜだかうれしそうにマスクをしているというのだが…。その理由をWさんが明かす。
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今年から花粉症デビューした夫は一日中、くしゃみ、鼻水で、外出時はめがねとマスクを手放せず。家のカギを忘れて出社した夫が、銀行強盗みたいな格好で家のドアをドンドン叩くと、ご近所から「大丈夫? 家の前に不審者がいるわよ」と電話が入ったりして、いい迷惑よ。
夫も花粉症初心者だから、イライラして私に当たり散らしたりして、家の中は最悪な空気なの。
それが先日は、夫がとっても上機嫌で帰ってきたの。聞いたら、「職場の女の子からさ~、マスクイケメンなんて言われちゃってさ~」ですって。
「口元を隠すとシャープな目が際立って、いい男に見えるって、あはは。本当か?」と、目をシバシバ。
ただ喜んでいるならいいけど、“イケメン”で気をよくした夫は、人が集まるところに出るときは、マスクをつけ出したのよ。
法事もマスク、知り合いの結婚式もマスク。飲み会も直前までマスク。さらにめったに話をしない高校生の娘にも、「どうだ、お父さんイケメンだろ? これで授業参観に行ってやろうか?」って。お願い。これ以上、家族に嫌がらせしないでッ。
※女性セブン2016年4月14日号