放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、出演者の顔ぶれが一新した各局帯番組のフリーアナ事情を考察。
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新年度がスタートし、生放送の帯番組出演者に続々と新顔が加入している。
メインキャスターが交代する『報道ステーション』(テレビ朝日系)や『NEWS23』(TBS系)はもちろん、ハリセンボンの近藤春菜が加わった『スッキリ!!』(日本テレビ系)や、加藤綾子アナから永島優美アナにバトンタッチした『めざましテレビ』(フジテレビ系)。さらには、お天気キャスターやコメンテーターらに入れ替えがあった番組など、さまざまある。
そんな中、当コラムで「初めてのハズレ」と何度か書いてきた『めざましテレビ』のお天気キャスター、小野彩香も同番組を卒業した。
ラストとなった4月1日、何度も「2年間と短い間でしたが」と口にした彼女。彼女は6代目お天気キャスターだったのだが、歴代の角田華子(5年)、吉田恵(2年半)、高樹千佳子(3年)、皆藤愛子(3年)、長野美郷(5年)の在任期間と比べると、やはり圧倒的に短命だった。
当然、認知度も低く、特に「華ちゃん」や「愛ちゃん」に比べると「彩香ちゃん」の顔と名前が一致していた視聴者は少なかったように思う。
4月から、『めざましテレビ』よりも早い時間にやっている『めざましテレビアクア』でエンタメを担当することになった小野彩香。小保方晴子さんブームにのって“リケジョ採用”だったと思われる彼女が、どうエンタメコーナーに馴染むのか。今後を見守りたい。
『めざまし~』のキャスターの多くは、セント・フォース所属のフリーアナウンサーだが、このところ、同番組の彼女たちへの“縛り”がユルくなったのではないかと他局のスタッフが話題にしている。
以前は『めざまし~』との契約があるので「他局には出られない」ルールがあり、「契約が切れても、急に民放に出まくるワケにもいかない」という時期もあった彼女たち。お天気担当アナの中で、もっともアイドル的人気があった「愛ちゃん」こと皆藤愛子は、このルールのせいで、長年、他局には出られなかったのである。