2012年10月、女性セブンのスクープに端を発した、漫画家・西原理恵子さんと高須クリニック院長・高須克弥さんの熱愛宣言から3年半。世間を賑わせたふたりの交際録『ダーリンは70歳』(『スペリオール』連載)は、西原さんの筆を通して赤裸々(すぎるくらい?)に描かれ、熟年層に大きな反響を呼んでいる。
西原さんが描く、同題の単行本は、発売1か月で早くも3刷突入の注目ぶりだ。2人の関係には、笑いと、そして大粒の涙をも誘わずにはいられない。そんなふたりの対談がスタート。まずは出会いからひもとくことに。
西原:もともとかっちゃん(高須さん)が私の追っかけだったんです。だから「ファンに手をつけちゃって、すいません。やっちゃいましたー!」って感じです。
高須:ハハハハ。ぼくはずっと前から彼女の作品が大好きで、ファンレターを書いたんです。そうしたら「金も(美容整形による)美貌も何もいらないけど、ネタをくれるなら遊んでやってもいい!」って返事が来て。今じゃ本当に、ぼくが本のネタになっている。
西原:つきあう前からよくプレゼントをもらったんですが、インディオの弓とか、鹿のチ〇コとか、謎の贈り物が届いて…。彼のプレゼントの才能は、本当にゼロ!
――どう見ても正反対のふたりだが、互いにどこに惚れたのか?
高須:何もかも。全部好きですよ。彼女が求める自分の姿と、ぼくが好きな彼女の姿は随分違うみたいだけど。ぼくは「いくらデブになってもいい、ウエストなんかなくていい。愛は変わらない」って言うのに、本人はウエストをつくることに熱意を燃やしてる。
西原 :私たちが初めて出会った時の、“小太りの38才”の姿のままにしておきたいんだって。肌のケアだけは、アドバイスしてくれるけど、絶対にオペはしてくれない。