漫画家・西原理恵子さんと高須クリニック院長・高須克弥さんの熱愛宣言から3年半。世間を賑わせたふたりの交際録は、西原さんの筆を通して赤裸々に描かれ、熟年層に大きな反響を呼んでいる。そんな2人の関係を描いた『ダーリンは70歳』(小学館)は、発売1か月で早くも3刷突入。
そんな西原さんは、高須さんとの結婚を考えることがあるのだろうか? 直撃してみた。
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結婚って、子供の養育費や家のローン返済とか、そういう補填のためにある契約だと思うんです。家同士の結びつきだから、面倒も多いですよね。
高須家なんて500年続く医者一族で、結婚したら、まるで歌舞伎の梨園に嫁ぐような感じかなって。51才のおばちゃんが“好きだから”で顔を出せるような場所じゃない(笑い)。
私は家のローンや子育てを、全部ひとりでやってきた。だから今は、本当に“好き”っていう純粋な気持ちだけで一緒にいられます。彼氏がいるってすごく幸せだけど、夫がいるって、今は重い(笑い)。
ベッキーちゃんみたいな不倫騒動が起きるのを見るたび、もういっそのこと、日本も結婚ってシステムをやめちゃうのが早くない?って思う。
養育費の契約だけしっかりして、みんな自由にしたらいいのにね。
私は子供たちをほとんど怒らずに育ててきました。しっかり稼いで、楽しく笑う。それがいちばん大事だから。
ある時、子供に“勉強しなさい”って言うのをやめてみたんです。そうしたら、一緒にいる時間の3/4は怒らないで済むことに気づいたの(笑い)。
16才の娘はちょうど今、反抗期。“お母さん、話しかけないで!”なんて、生意気盛りで腹が立つけど、ご飯も自分で作れるし、ひとりで生きていけるように育てたつもり。
自分のベストを尽くして子育てしたって胸を張れるから、これでダメなら仕方ないって思っています。とはいえ、子供は何才になっても私にとっては宝物。人生で最も大切なものは1に子供、2は仕事、3は自分だと思っています。
※女性セブン2016年4月14日号