3月16日、愛子さまは学習院女子中等科・高等科合同で開催される、高3の卒業生のための「送別学芸会」に参加された。出し物では、愛子さまの学年は演劇『シンデレラ』を披露。愛子さまは同級生たちと生伴奏を担当され、お得意のチェロを弾かれた。
「CDを使ってもいいところを、生伴奏という趣向はとても珍しいことです。出し物の内容や役割は生徒同士の話し合いで決めますから、愛子さまを筆頭に、音楽を担当した生徒たちの腕前はクラスメートもよく知るところなのでしょう。愛子さまは編曲も担当されたそうです。
また、3月22日の卒業式のあとには、お友達とご一緒に卒業生に花束を渡されたそうです」(学習院関係者)
かつての不規則登校の不安はまったく影もなく、充実した毎日に愛子さまも自信を深められているという。
「まもなく中学3年生になられるとあって、宿題もかなり多く大変な面もあるのですが、しっかりおやりになっていらっしゃるようです。
また、生伴奏や編曲を担当されたことについては、同級生たちから信頼されて仕事を任せてもらえることが大変嬉しいご様子でした」(別の学習院関係者)
そんな愛子さまに呼応するかのように、雅子さまのご体調も上向きと伝えられる。3月24日には定例会見でこんな発表がなされた。
「4月3日、奈良で神武天皇祭が行われます。現地には両陛下が向かわれますが、皇太子さまは東京に残られ、皇居・宮中三殿での祭祀を陛下に代わって務められます。そして、その祭祀に雅子さまもお出ましになる方向で検討されていると明かされたのです」(皇室記者)ご体調不安のなか、特に伝統的な作法やしきたりを求められる祭祀に、雅子さまは苦手意識をお持ちだといわれてきた。
もし実現すれば、祭祀への出席は2009年1月の昭和天皇二十年式年祭以来7年ぶり。その前となると、療養生活に入られる前の2003年9月の秋季皇霊祭・秋季神殿祭にまで遡る。今回、雅子さまのお出ましが検討されていること自体が画期的といえる。
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年4月14日号