過激なグラビアで世の男性を虜にし、「愛人にしたい女No.1」の異名をとるタレントの橋本マナミ(31)。今年は有名人の不倫騒動が相次いだこともあり、愛人的なイメージはマイナスに働きそうなものだが、相変わらずバラエティー番組にも引っ張りだこでその勢いは衰えることを知らない。
人気の理由は、男性のみならず、女性からも好かれているからなのだろうか。テレビウォッチャーの漫画家、カトリーヌあやこさんはこう述べる。
「女性からはそんなに好かれているわけではないと思いますよ。かといって、嫌われているわけでもない。なぜかというと、彼女の場合は好き嫌いがはっきり分かれるほどキャラが確立されていないからです。よく比べられる壇蜜さんは、ゆるキャラ並みにキャラ付けがしっかりしています。橋本さんはそれに比べるとまだ薄い。
でもそれがいいんだと思います。これまでのキャリアの遍歴からも、何を目指しているのかわからないブレのようなものがありますが、回り道をしながら努力家であるところ、小さい仕事をコツコツとこなしているところは好感を持たれやすいと思います」(カトリーヌあやこさん、以下「」内同)
橋本は1997年、第7回全日本国民的美少女コンテストでの演技部門賞受賞を機に芸能界入りした。当初は清純派として売り出したがなかなか売れず、女性芸能人のフットサルチームに入って活路を見出そうとしたこともあった。しかし花開かないまま、2012年、大手芸能プロダクションから現在の事務所へと移籍した。
そんな橋本の転機は2014年にあった。10年ぶりの写真集『あいのしずく』で、これまで見せたことのなかった大胆なセクシーショットを次々に披露したのだ。ほどよく熟れたGカップボディーに業界は騒然。またたく間にブレイクし、今に至る。
「キャラ的に隙がある感じ、脇が甘い感じがバラエティー番組にに向いていると思います。『有吉反省会』でクローゼットがグチャグチャな汚部屋を見せたり、『めちゃ×2イケてるッ!』の学力テストで12を表す単位を干支と答えたり(答えはダース)。答案用紙の字もあまりきれいとはいえませんでしたね(笑い)」
完璧な美女と思いきや、ツッコミどころ満載のキャラクター。今後もますますエロくてツッコミやすいキャラで楽しませてもらいたいが、グラビアアイドルとしては若くはない。本人にも焦りはあるかもしれないが、今後はどのような路線に活路があるだろうか。
「若い頃から割と老け顔なので、これから年をとってもあまり老けて見えないと思います。色っぽい熟女キャラというのはいつでも需要があるものなので、将来的には五月みどりさんのようなポジションも狙えるのではないでしょうか。女優として、あのビジュアルに嵌まる役はありそうです。
気をつけなければいけないのは、決して不倫に走らないことですね。『国民の愛人』とも呼ばれていますが、みんな、あくまでネタとして見ているから楽しめている。“エア愛人”だから人気があるのです。これがもし本当に誰かの愛人だったら、激しく叩かれると思います」
清純キャラを捨ててエロキャラになったのに、実生活ではこれまで以上に清純キャラを求められてしまう。これも「国民の愛人」たる宿命か?