三船美佳(33才)が3月31日、都内で会見を行い、夫・高橋ジョージ(57才)を相手にした離婚裁判が決着したことを報告した。100人を超える報道陣の前に現れた彼女の表情は、どこか晴れやかだった。
「あまりに急展開だったので、私自身もすごく驚いております。気持ちを強く、ロングスタンスで考えていたんですけれども…。今は安堵の気持ちでいっぱいです」
同29日、三船と高橋双方合意の上で離婚が成立し、11才の長女の親権は三船が持つことになったという。昨年3月の裁判開始から1年。急転直下の解決劇だった。
「円満解決と娘の親権。その両方に“勝利”することができた。私にとって、今回の裁判はありがたかったです」
三船は、こんな言葉で法廷闘争を振り返った。
「芸能界一のおしどり夫婦」と言われた三船と高橋の破局は唐突に訪れた。昨年1月に別居が発覚し、同3月、離婚裁判が開始。背景には高橋のモラルハラスメントがあると報じられた。
「11才の長女の存在もあり、ジョージさんに何を言われても唇を噛みしめて耐えてきた三船さんでしたが、結婚16年目にしてついに我慢の限界を超えたんです。着のみ着のままで都内の自宅を飛び出し、娘と母親と大阪で暮らし始めました」(スポーツ紙記者)
復縁を望む高橋は離婚に応じず、裁判は長期化が予想された。しかし、3月15日の第6回弁論準備手続きで、事態は一変した。
「この日、次回の弁論準備手続きが5月19日に決まりました。以降、本人同士の証人尋問が行われる可能性が示唆され、高橋さんに逡巡が生まれたようです。証人尋問となると、モラハラ問題から娘のことまですべて筒抜けになってしまう可能性がある。高橋さんとしては、それは避けるべきだと。ここで離婚に同意した方がいいと判断したのだそうです」(芸能関係者)
離婚成立後、高橋は報道陣にFAXを送付。《三船美佳さんが離婚訴訟の訴えを取り下げたことを受け入れ、協議離婚することに同意致しました》と綴り、あくまで三船側が訴訟を取り下げたことが理由であると主張した。
だが、三船の会見に同席した担当弁護士は、高橋の見解を「誤解を招くものだ」としてこう説明していた。
「先にジョージさんが離婚に合意したので、こちらは裁判を続ける必要がなくなっただけです。“裁判を取り下げた形にしてほしい”というジョージさん側たっての要望はありました。彼にとってはその方が“いい印象”ですからね」
高橋は前述のFAXで、改めてモラハラについて否定したが、裁判の「焦点」の1つはあくまでモラハラだったと担当弁護士は断じている。
「証拠も提出しており、これからの裁判でモラハラが明らかになる可能性があったが、離婚と親権をジョージさんが認めたので、モラハラは棚上げにしました。離婚という裁判の目的が達成されたので、モラハラについて争う必要がなくなったのです」
※女性セブン2016年4月21日号