中谷美紀(40才)主演のTBS系ドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(毎週金曜日22時~22時54分)が4月15日にスタートする。
開業医で容姿端麗のみやび(中谷)はアラフォーの独身。料理人の十倉(藤木直人)に「結婚できない女の典型」と言われ、腹の立ったみやびだが、それが現実と思い知る。そんな時、高校時代の同級生・桜井(徳井義実)と再会する──。というこのドラマを出掛けるのが、ドリマックス・テレビジョンの新井順子プロデューサーだ。
幼稚園児を持つ母親たちを描いた『マザー・ゲーム』など、リアルな女性を描くドラマを数多く手掛けてきた新井プロデューサーに『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』の見どころを聞いた。
「ドラマを見ていると、たまに“現実にはそんな女いないよ!”という女性が出てきます。たとえばひとり暮らしの30代独身女性だったら、きれいな部屋で毎朝スムージーを飲んでいるとか。でも現実は、簡単な朝食で済ませる女性がほとんどですよね。ドラマのクレジットを見ると制作陣が男性ばかり…なるほどと。男性は、勉強しないと女性の実態がわかりません。でも、女性だったら自分自身が実態です。だから、感覚で作っている部分も大きい」(新井さん)
主人公のみやびは容姿端麗の開業医。高飛車な性格もあって、いまだ独身という役柄だ。
「晩婚化が進んでいる中で、あえて結婚をしない選択をする人が増えました。その一方、婚活が普及している。結婚に対する考えが多様化している今だからこそ、このドラマを作りたいと思いました。リアリティーを出すために、みやび役には、独身の中谷さんにお願いしました。実際にお会いしたら、明るく気さくなかただったんです。イメージとのギャップが魅力的で、それを台本に反映しました。リアルでおもしろいドラマになっています」(新井さん)
※女性セブン2016年4月21日号