4月1日にフジテレビの入社式に歌手の藤井フミヤ(53)が姿を見せた。大物ゲストを招くとはさすがフジの入社式──と思いきや、彼の出席は“新入社員の親として”だった。フジテレビ関係者がいう。
「フミヤさんの長男の弘輝くん(24)がアナウンサーとして入社したんです。フミヤさんは子煩悩で知られるだけに、入社式では感慨深そうでした。フミヤさんは1993年に『あすなろ白書』の主題歌(『TRUE LOVE』)を歌っていた縁で、同ドラマのプロデューサーだった亀山(千広)社長と親しいことで知られています。社内の一部では“コネ入社じゃないの?”と揶揄する声もある」
藤井弘輝アナは、高校時代を慶応義塾ニューヨーク学院で過ごした後、慶大文学部に入学。今年3月に卒業した。高校・大学を通じて友人だった男性が語る。
「弘輝が落ち込んでいたとき、『ギザギザハートじゃん』といじられたことがあった(笑い)。そのときも笑っていたし、やんちゃで気の良い“愛されキャラ”でした。見た目はお父さんを背を高くして色黒にした感じの爽やかイケメンです」
そんな弘輝アナも父に影響を受けたのか、学生時代はバンド活動にのめり込んでいたという。とはいえ、父と同じボーカルではなくドラマーだった。
「高校の時から、ずっとドラムをやっていました。それほど上手いワケじゃないんですが(笑い)、ドラムにのめり込みすぎて、高校時代に『留年』してしまったことがあるんです」
と華やかな経歴に隠れた意外な“つまずき”を明かす。
「大学には1年遅れでなんとか進学しましたが、大学時代も友人にノートを借り、単位ギリギリで卒業した。常に最新のニュースを理解して伝えるアナウンサーが務まるのかちょっと心配です(笑い)」(同前)
いつか彼が司会のフジの音楽番組で息子のドラムをバックに歌うフミヤの姿にも期待したい。曲はもちろん「子守唄」で。
※週刊ポスト2016年4月22日号