1年間を通じて紫外線指数が高くなる4~5月。体のてっぺんにある頭皮もダメージを受けるシーズンだけに、髪と頭皮を傷めないように心がけたい。そこで、髪と頭皮のケアにまつわる真偽をAACクリニック銀座院長の浜中聡子さんに聞いた。
Q:ドライヤーの熱は髪を傷める?
「むしろ自然乾燥のほうが傷みます。頭皮には皮膚常在菌がいて、頭皮を保湿して正常な弱酸性を保っています。濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖し、かゆみやにおいの原因になります」(浜中さん)
Q:カラーリングした日はシャンプーをしないほうがいい?
「サロンでカラーリングをすると、ヘッドスパやトリートメントをすすめられますが、これはカラーリングでアルカリに傾いた髪や頭皮を中和するため。髪のダメージを抑える効果もあるので、お金と時間に余裕がある時はお願いしてみて。カラー剤を定着させるためにも、サロンから帰ったらその日は髪を洗わず、シャンプーは翌日以降にしましょう」(生活美容ジャーナリストの山岸敦子さん)
Q:女性の薄毛は遺伝と関係ない?
「男性の薄毛は遺伝が関係するといわれています。しかし女性の場合は、特定の遺伝子は解明されていません。環境や生活習慣など後天的な要因で薄毛になっているケースが多いように感じています。日頃から髪によい生活を心がけて」(浜中さん)
※女性セブン2016年4月28日号