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金本監督が負けてもファンが絶賛 番記者も初体験の光景

阪神を率いる金本監督

「今年は違うで!」──阪神ファンの威勢のいい声が至るところから聞こえてくる。気の早いことに、ナニワの街は早くも優勝目前かのような熱気だ。お膝元の尼崎中央3丁目商店街には、もう「マジック点灯」の看板が掲げられた。

「優勝したら、監督の背番号にちなんだセールをやるんですわ。星野監督のときは77円セール、岡田監督時代は80円やったね。金本監督が優勝したら6円セールかいな。そらちょっと困るなぁ」

 商店街の幹部は頭を抱えるが、顔は笑っている。ここ数年は激辛のコメントばかりだった虎党のタレント・ダンカン氏さえも手放しでホメちぎる。

「去年までは“しょうもない負け方をしやがって”と怒っていましたが、今の阪神は負けた翌日も球場に足を運びたくなる試合をしている。開幕戦からルーキー・高山(俊)を1番に、2年間で1度も一軍出場がなかった横田(慎太郎)を2番に据える。7年ぶりの開幕一軍となった岡崎(太一)もマスクを被った。これまでの阪神にはなかった勇気ある起用です。彼らが不調のキャプテン・鳥谷(敬)の穴を完全に埋めている。

 8日の広島戦では、お調子者の西岡(剛)がサヨナラヒットを打って、お立ち台で泣いたんですよ。全員が勝ちに向かって必死になって動いている。その姿勢がファンを感動させているんです」

 西岡は開幕3戦(3月27日・中日戦)でも、気迫のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取った。レギュラーを横田に奪われ歯ぎしりしていた江越大賀も、起用されると4試合連続本塁打で気炎を吐いた。生まれ変わった理由は、金本監督にあるとファンは声を揃える。

「生え抜きの若手を大胆に使って、あとは細かいことをいわずに背中で引っ張っていく。金本監督は、阪神ファンが一番シビれるタイプの指揮官です」(阪神ファンの経済評論家・江坂彰氏)

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