プロ野球選手の野球賭博や、リオ五輪で金メダルを期待されていたバドミントン選手による賭博の関与のため、賭博汚染というとスポーツ界というイメージが強くなったが、スポーツ選手と同様に多額のカネを持つ芸能人も、違法な裏カジノにハマりやすいという。ある芸能事務所の幹部が言う。
「今回のバドミントン選手の騒動を受けて、大手芸能事務所では“身体検査”が行なわれました。すると、細かすぎるモノマネ芸で人気の芸人を筆頭に若手芸人数人が裏カジノへの出入りを認め、謹慎になったと聞いています。さらに彼らが複数のバラエティ番組のMCを務める他事務所所属の人気芸人に誘われたと告白したため、事務所の垣根を越えた大騒動になっている」
彼らは男性芸能人だが、女性芸能人の姿も目撃されている。東京・池袋や神奈川の川崎では、人気バラエティ番組『X』の面々が目の色を変えてバカラに興じていたという。池袋に店を構える店長が証言する。
「『X』のレギュラーメンバーの某女性タレントが、某巨乳タレントや某女芸人らを連れて来てました。その女性タレントは過去にディーラーと交際していたようで、慣れた様子でバカラを楽しんでいた。カジノ内には手持ち金が尽きた客のために1日10%などという暴利の金貸しがいるのですが、彼女はその場で200万円を借りていました。
3人の中でも特に熱心だったのが女芸人。今では一回の賭け金が10万円以上の台によく座っているベテランギャンブラーに成長しています」
渋谷界隈の店からは、芸人であり司会者としても活躍する某タレントが黙々とチップをベットする様子や、元男性アイドルがサングラスと帽子で変装して入店するものの、興奮すると出てしまう特徴的な声でバレてしまうというエピソードも聞こえてきた。
※週刊ポスト2016年4月29日号