コラム

森永卓郎氏 電子マネー活用で年間10万円超のポイント獲得

経済アナリスト・森永卓郎氏

 アベノミクスがいかに給与水準のアップをうたっても、大企業と公務員以外の給与は上がらず。加えて社会保険料負担は日に日に増加しており、消費税の負担も大きい。そうした中で家計を防衛していくにはどうすればよいのか。経済アナリスト・森永卓郎氏が、電子マネーのポイントを活用した節約術を紹介する。

 * * *
 最近、電子マネーの利用が急速に拡大していますが、そこで「ポイントが貯まる」電子カードを活用しない手はありません。現金で支払うより経済的に得をすることが、普及拡大の最大の要因だからです。

 私も日頃から電子マネーを活用していて、現金で買い物するケースはかなり少なくなりました。そうした日々のポイントの積み重ねにより、少なくとも年間10万円以上は得していると思います。

 電子マネーでポイントを貯める場合も、知っていないと損をするコツがあります。たとえば、WAONポイントを利用する場合、現金でチャージするのではなく、「イオンカードセレクト」でオートチャージすることです。オートチャージするだけで200円につき1ポイントが受け取れます。

 イオン銀行に口座を開設し、「イオンカードセレクト」というクレカを作れば、この方法が使えます。支払い時のポイントと合わせて、それだけで「ポイント二重取り」です。

 年齢が55歳以上で、イオン系列店でよく買い物をする人なら、入会資格が55歳以上限定の「G.Gイオンカードセレクト」は要注目です。毎月15日の「G.G感謝デー」にはイオンのお店で5%割引の買い物ができ、「イオンセレクトカード」と同様に「ポイント二重取り」もでき、実質6%の割引となります。

 飛行機によく乗る人なら、JALマイレージバンク(JMB)とWAONが一体となったクレカの「JMB WAON」。200円の利用で1マイルが貯まり、クレジットチャージすることで、「マイル二重取り」も可能なのでお得です。

 さらに、こちらも55歳以上の人であれば、「JMB G.G WAON」カードを選択すると圧倒的にお得になります。毎月15日の「G.G感謝デー」にはイオンのお店で5%割引の買い物ができるとともに、200円の利用で2マイルが貯まります。

 それだけではありません。このカードは会員期間中に貯めたマイルの有効期限が、通常の36か月から60か月に延長されるなどの特典もあるのです。最近、イオンのお店では特定の商品限定でボーナスマイルがゲットできるケースも増えており、5年間のうちに買い物だけで積み上げたマイルで、多くの人が気軽に旅行に行けると思います。

※マネーポスト2016年春号

関連キーワード

トピックス

初めて沖縄を訪問される愛子さま(2025年3月、神奈川・横浜市。撮影/JMPA)
【愛子さま、6月に初めての沖縄訪問】両陛下と宿泊を伴う公務での地方訪問は初 上皇ご夫妻が大事にされた“沖縄へ寄り添う姿勢”を令和に継承 
女性セブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
ピーター・ナバロ大統領上級顧問の動向にも注目が集まる(Getty Images)
トランプ関税の理論的支柱・ナバロ上級顧問 「中国は不公正な貿易で世界の製造業を支配、その背後にはウォール街」という“シンプルな陰謀論”で支持を集める
週刊ポスト
“極度の肥満”であるマイケル・タンジ死刑囚のが執行された(米フロリダ州矯正局HPより)
《肥満を理由に死刑執行停止を要求》「骨付き豚肉、ベーコン、アイス…」ついに執行されたマイケル・タンジ死刑囚の“最期の晩餐”と“今際のことば”【米国で進む執行】
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン