動物プロダクション『ZOO』には現在、約100種類の動物がおり、中でも“タレント”として活動しているネコは13匹。彼らの多くはドラマや映画、CMで“演技できるネコ”として活躍している。そんなスターネコを多く世に送り出しているのが、同プロ・コーディネーターの北村まゆみさんだ。
ネコの扱いを熟知した彼女に、スターネコに演技をさせる方法を聞くと、以下のような答えが返ってきた。
「犬は人、ネコは場所につくというほどで、ネコを意のままに扱うのは私たちでも決して簡単ではありません。そんな彼らに演技をさせる上で、私たちが大事にしているのは、彼らの個性を見極めることです。
例えば『Y!mobile』のCMに出演した春馬(オス・6才)は、おとなしくてじっとしているタイプですが、初めての撮影現場では、最初は落ち着かないので、私がそばで“ここにいてね”と話しかけ、体をなで、なだめながら撮影をしました。
また、ドラマ『猫侍』シリーズでメインを務めたあなご(メス・推定17才)は、人の懐に入るのは得意なのでそのシーンで大活躍。走るシーンは、走るのが得意なネコが担当するなど、1つの役を2~3匹で、それぞれに得意なことを生かして演じさせています」
ネコの性格を見極め、生かすには、普段からの準備が大切なのだという。
※女性セブン2016年5月5日号