「真剣な面差しで指揮者に視線を向けられながら、愛子さまはブラームス作曲の『ハンガリー舞曲第5番』『ハンガリー舞曲第6番』を弾かれました。弦を押さえた左手を、細かく上下に震わせてビブラートをかける動きは鮮やかで、日頃の練習の成果が感じられました」(学習院関係者)
雲の切れ間から太陽が覗いたかと思いきや、横なぐりの雨と突風が吹き荒れる不安定な天候に見舞われた4月17日、学習院大学目白キャンパス(東京・豊島区)で、『オール学習院の集い』が開催された。
幼稚園から大学までの在校生や学習院OB、保護者が参加する学習院全体を通じた学園祭のようなこのイベントは毎春の恒例行事で、出店などのほか盲導犬体験や福島からの移動水族館も設営された。
愛子さまは午前中、学習院創立百周年記念会館で催された『オール学習院大合同演奏会』で、初等科管弦楽部の一員としてチェロを演奏された。
「春休み中の3月下旬、愛子さまは初等科に何度か足を運ばれ練習を積まれたそうです。今回も素晴らしい腕前を披露され、他のグループの演奏には背筋を伸ばして耳を傾け大きな拍手を送られていました。合間には隣に座った男子生徒と仲よく談笑されていましたね。初等科5年のときに初めて参加されて以来、愛子さまは5年連続でステージに立たれていますから、緊張の色もなくむしろ余裕さえ感じられました」(前出・学習院関係者)
演奏会を終えられた愛子さまは、ランチタイムに構内の学食へと姿を見せられた。
「同級生のお友達4人と塩焼きそばやカレーライス、フライドポテトを仲よくシェアされていました。愛子さまは赤いコインケースとカラフルな絵柄のお札入れを分けて使われていて、大変几帳面だなと感じました。ガールズトークで盛り上がったようで、時折声を上げながら笑顔を浮かべられていましたね」(別の学習院関係者)
あいにくの天候で、昼過ぎには屋外のテントなどで行われていたイベントの中止が決定し撤去作業が始められた。
「それでも愛子さまたちは、雨上がりのベンチに座ってソフトクリームなどを片手にデザートタイム。グラウンドで行われていたラグビー部の試合を観戦したり、キャンパス内にある幼稚園の敷地まで足を運ばれて、思い出話に花を咲かせたそうです。結局お帰りになったのは夕方5時を過ぎてから。駅に向かわれる間もお友達とスマホを見せっこしながら歩かれ、名残惜しそうにされていました」(前出・別の学習院関係者)
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年5月5日号