高須クリニックの高須克弥院長(71歳)が、ヘリコプターで熊本地震の被災者へ救援物資を送った様子をブログやツイッターで報告した。
4月18日までにヘリでの救援物資運搬をツイッターで宣言していた高須院長。19日には、自腹で調達した飲料水などを乗せた“高須ヘリ”が東京から佐賀空港へ向かった。
高須院長は、ヘリに自らが所属しているフリーメイソンのシンボルマークのステッカーを貼り、その画像をフェイスブックで公開。すると、フリーメイソンの「グランドマスター」から連絡がきたとのことで、ツイッターで
「フリーメイソンのグランドマスターから激励の言葉をもらったぜ。『被災地ではフリーメイソン代表して活躍してください』だってさ。お墨付きなう」
と、報告した。
高須院長はこの“高須ヘリ”には乗らず、20日の朝一番のフライトで東京から佐賀空港へ向かったという。ツイッターでは、「体重分だけ水が余分に積めます」と説明しており、できるだけ多くの救援物資を運ぶために、ヘリには乗らなかったようだ。
そして、20日になると高須ヘリは佐賀空港へ到着。高須院長も合流し、被災地への救援物資運搬は始まった。また、高須院長の事前の呼びかけもあり、佐賀空港には佐賀県民から多くの救援物資も届いていたという。それらを含めて、被災地に高須ヘリでピストン輸送をしたのだ。
ブログでは、救援物資を現地で救援活動を行っている自衛隊に渡す様子なども写真付きで報告。また、支援の途中に米軍のオスプレイが頭上を飛んでいった時には、ツイッターで「なんか惨め なう」と複雑な気持ちを抱いたことを吐露している。
そんななか、高須クリニック本部にはニューヨークから、「高須クリニックからヘリコプターで被災地まで届けてくれ」と大量の支援物資が届いたという。これに対しては、「オスプレイ、わしの所にニューヨークから送ってきた支援物資も運んでくれないかな アメリカからの物資なんだから手伝ってくれないかな?なう」とジョーク混じりにツイートした高須院長だった。
熊本リハビリ病院や、南阿蘇村に救援物資を運んだ高須院長に対し、ツイッターでは、
「高須氏みたいな方がTwitterなどで実況しながら物資とどけると、少し避難所のみんなも元気が出てる気がする」
「またまたかっこえー!!金持ちの金が有効に使われるのが一番だ」
「もうね高須院長がかっこよくてね ヘリ飛ばすのにいくらかかるのか知らないけど、ヘリ飛ばしちゃったり、個人で自衛隊と連携しちゃうとかね、かっこよすぎでしょ」
と、絶賛の嵐。さらに、
「ヒーローごっこはヤメロって思ってたが、ここまでガチに物資積んでんの見たらもう何も言えないな」
などの声もあり、懐疑的だったネットユーザーも高須院長の行動力に納得せざるを得なかったようだ。