ワインと言えば、かつては輸入物が良い物とされてきたが、今や日本のワインは世界から熱い注目を浴びる存在となり、中には手に入れるのに大変苦労する銘品も存在する。そのような品は、どうやって手に入れれば良いのだろうか?
日本ワインの中でも人気の高い銘柄は、酒店の店頭に並んでも即日完売することが珍しくない。そのような商品を手に入れるためにまず必要なのは、情報収集。最近は、ワイナリーがHPでリリース時期や販売店、直販情報を公開していることが多い。気になるワイナリーがあれば、HPで発売の時期と扱っている酒店を確認するといい。
第2は、店に直接行くこと。人気の日本ワインは生産量が少なく、入荷数に限りがある。このため、通販を行なっている店でも店頭のみの販売が多いという。
「店に並べず、お得意さんのみに案内して販売している店もあります」(酒店のオーナー)
希少ワインだけをネットや電話で問い合わせてくる一見の客よりも、店は日頃通ってくれる常連や地元の客に買ってもらいたいと考えている。だから気に入った酒店があれば常連になるといいが、そこにもコツがある。
「実は日本ワインは利幅が薄く、儲からない。高いものでなくていいので、日本以外のワインもまめに買うようにすると、好みに合ったレアな日本ワインを店が勧めてくれるかもしれません」(同前)
撮影■太田真三
※週刊ポスト2016年4月29日号