『春の園遊会』に参加した黒柳徹子(82才)。皇后美智子さま(81才)ともお話をされたのではないかとみられている。2人の交流は長く、約40年間に及ぶという。そして、交流は“公の場”だけではない。
美智子さまが傘寿を迎えられた2014年10月20日、黒柳は朝日新聞のインタビューで、日本画家の堀文子さん(97才)と皇居を訪れ美智子さまと歓談したエピソードを明かしていた。
《堀先生が草花をお描きになることから、美智子さまは小さなお庭を見せてくださいました。自然の草を、わざわざ生やしているとおっしゃっていたけど、とってもすてきで。美智子さまはユーモアがおありで、三人でずっと笑って話していました》
「雑草が伸びっぱなしになってしまっているのを、あえて”生やしている”とおっしゃった美智子さまの“笑いのセンス”だったのでしょう。このときに限らず、黒柳さんは御所に足を運び、美智子さまと談笑することがあったようです。
話題は、健康法など日常のおしゃべりが中心。同年代で障害者支援や国際親善といった興味の分野も重なっていますから、美智子さまとしても黒柳さんには全幅の信頼があり、お話も弾まれるのではないでしょうか」(別の宮内庁関係者)
2014年5月に開かれた、長年にわたって美智子さまの帽子のデザインを手がけた平田暁夫さん(享年89)を『笑顔で送る会』でも、ふたりの交流の一端が垣間見えた。
「美智子さまはお忍びでいらっしゃり、祭壇に高野槇を手向けられました。そして会の冒頭、挨拶を終えた黒柳さんが座ったのは美智子さまの隣。ふたりは顔を寄せ合い、故人を偲びながら思い出話をされている様子でした」(会の参加者)
※女性セブン2016年5月12・19日号