国際情報

高須院長 金正恩は「頭の中が少年のまま」だから怖い

北朝鮮情勢を語る高須院長

 高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。2016年になってから何かと騒がしい北朝鮮についてお話をうかがいました。

 * * *
──今回は北朝鮮情勢についてお話をしていただきたいと思います。北朝鮮は今年1月に水素爆弾実験を行ったと発表し、2月には弾道ミサイルの発射実験を実施しました。さらに3月には日本海に向けて弾道ミサイルを発射。4月に入ってからは「ムスダン」と呼ばれるミサイルの発射を何度か試みるも、失敗しています。米韓合同演習や核安全保障サミットへの牽制だったと見られていますが…。

高須:ケチケチとちょっとずつ撃ってるよね。やっぱりお金がないから、たくさん撃てないんだろうな。節約ミサイルだよ。

──たしかに、威嚇とはいえ、小出しにしてますよね。

高須:拳銃を持った銀行強盗がモデルガンではないことを知らしめるために、一発天井に向けて撃つみたいな感じだろうね。「本物だぞ!」ってね。でも、このまま放っておけばずっと威嚇をし続けて、そのうち北朝鮮のミサイルも無くなっちゃうかもしれないよ。

 まあでも、経済制裁もあって燃料なんかも少ないだろうから、ミサイルをちょこちょこ打ち上げるくらいの安あがりな脅し方しかできないんだろうね。爆撃機を飛ばすのだって、燃料が必要だし。なんだったら、打ち上げているミサイルも廃棄処分をするような古いものなのかもしれないよ。ムスダンが発射に失敗したのも古かったからじゃないのかな?

──脅しや威嚇ということではなく、日本や韓国の領土にミサイルが落ちるという可能性はあると思いますか?

高須:そりゃあ絶対にないよ。もしも、落としちゃったら、アメリカ軍が一気に攻めてきて、北朝鮮もおしまいだもん。さすがにそこまでは馬鹿じゃないと思うよ。完全な寸止め空手だね。

 もしも、アメリカが北朝鮮の持っているミサイルの数を把握できていたら、話はすごく単純なんだよ。とにかく粘って威嚇発射をさせて、残り数発くらいになったところで、勇気を出して直接乗り込んでっちゃえばいいんだから。基本的に北朝鮮には勝ち目がない。いまは、その状況下でどうにか幼稚な戦略を繰り出しているだけ。

 ただ、幼稚だからこそ怖い部分もあるのも事実。子供って何をしでかすかわからないんだよ。金正恩は最近どんどん粛清を進めてるらしいじゃない。もうなんだか漫画や映画の中の独裁者みたいなノリだよね。逆らった奴を人喰いザメが泳いでいるプールに落としちゃうみたいな(笑い)。

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