冬ソナブームから12年。今おさえておきたい新世代をご紹介。そのうちのひとりが、“国民の弟”といわれ癒し系として人気の韓国俳優のユ・スンホ。22才にして芸歴16年。仕事をしながら子供から大人へ成長していく過程は、普通の人より葛藤や混乱なども多かったはず。
「肉体的にきついのは3~4か月耐えた後、ただ休めばいいのですが、心がつらい時が問題です。でもぼくは、作品がうまくいって反応がよかったら、つらくても続けられるみたい。皆さんから愛をもらって生きる仕事なので、応援がとても力になります」。
芸能人としては、わりと若い年齢で軍隊に入ってきたほうだが、「軍隊という場所は同じ年代の友達と同じように、つらくて楽しい、人生で忘れられない思い出を作る縁のようです。大変でもあったし面白くもあったし、悲しくもあり、全部ありました」。
日本の印象については、落ち着くとスンホ。
「日本という場所の雰囲気がとても好きなんです。何かとても整頓されていて、見ているだけで気分がよく、リラックスできる気がします」
彼の魅力について、エンタメライターの高橋尚子さんは、こう分析する。
「名子役がまっすぐ上手に育った好例。犬顔イケメンなのに、『想像ネコ』では猫とじゃれる図に萌え、猫を抱きかかえる手の甲の筋と腕の筋肉に「男」が浮かび、そのギャップにクラクラ。本当に立派に育ったものです」。
【プロフィール】
1993年8月17日生まれ、175cm、A型。仁川市出身。2000年にドラマ『カシコギ』で子役デビュー、映画『おばあちゃんの家』で“国民の弟”と呼ばれるようになり、『太王四神記』ではペ・ヨンジュンの青年時代を演じた。2013年3月に入隊し、2014年12月に除隊した。
撮影■木村直軌
※女性セブン2016年5月12・19日号