“事件”が起きたのは、3月末のことだった。バナナマンの設楽統(43才)がレギュラーMCを務める『ノンストップ!』(フジテレビ系)のプロデューサーが異動になったのだ。
「仕事ができる人だったのに突然の異動で驚きました。それも、設楽さんとの衝突が一因だったと聞きました。確かに2人は、番組進行を巡ってぶつかることも多かったようです。今、現場で設楽さんの力はものすごく強いですからね…」(フジテレビ関係者)
『ノンストップ!』は2012年4月に開始した午前中の情報番組(朝9時50分スタート)。設楽にとっては情報番組の司会初挑戦という大仕事だった。今年2月には放送1000回を迎え、同時間帯の視聴率1位を記録するなど、人気情報番組に成長した。
「彼は飄々としながらもSっぽいいじりでトークを回す。妙な色気があるというか、女性視聴者のウケが抜群にいいんです。新番組で初司会者というのは本当に難しいですから、設楽さんにとってこの視聴率は快挙だと思います」(テレビ関係者)
設楽の番組を背負う責任感は日増しに強くなり、結果、企画内容やゲストトークの台本にも積極的にかかわるようになっていった。
「番組で流すVTRの内容やトークのテーマにもかなり細かく注文が入るようになりました。“あのゲストの発言は視聴者から反感を買うのではないか”“芸能ニュースの取り扱い方がおかしい”とかね。テロップの入れ方一つ取っても非常に厳しく言われます。司会者の一意見として本当に貴重ですが、スタッフに激怒する様子もたびたび見られるようになって…。近年、その延長で共演者にも影響が出てきたんです」(前出・フジテレビ関係者)
番組の目玉は「せきららスタジオ」のコーナー。例えば「不倫、夫の浮気」や「嫁姑」、「夫以外のセカンドパートナー」「ママ友」などのテーマに赤裸々トークを展開する。神田うの(41才)やLiLiCo(45才)、西川史子(45才)や千秋(44才)など曜日別のレギュラー陣をはじめ、ゲスト出演者の際どい発言も見所だ。
「でも、最近は過激トークが控えめなようです。というのも、設楽さんに嫌われないように顔色をうかがって発言するからです。言いたい放題キャラで炎上もお構いなしのうのさんでさえ設楽さんの前では相当気を使っています。うのさん、かつて設楽さんのNGに触れて怒らせてしまったことがあるみたいで…。同じくLiLiCoさんも戦々恐々なんだとか」(前出・フジテレビ関係者)
※女性セブン2016年5月26日号