世代を超えたファンを魅了し数多のヒット曲を出したカリスマが、またひとつ“記録”を打ちたてた。5月5日、歌手のジャネット・ジャクソン(49才)が妊娠中だと報じられた。16日で50才になるジャネットの“初産”に世界中から驚きの声があがった。
マイケル・ジャクソン(享年50)の妹であるジャネットは、2012年に8才年下の大富豪・ウィサム・アル・マナ氏と再々婚。翌年には、「養子を迎える」と報道が出たほど、かねてより“子供を熱望”していた。今年4月上旬には、「家族計画を立てている」として、予定していた世界ツアーを延期し、本気度はかなり高かったようだ。
不妊治療の専門家の元に通っていたというが、気になるのはその妊活法。著書に『卵子探しています』(小学館)がある、ジャーナリストの宮下洋一さんが言う。
「43才を超えると自分の卵子で妊娠することはかなり難しくなります。45~49才までの自然妊娠率は4%、50才以上だと1%以下になります。ジャネットの場合、若い頃に卵子凍結をしていたか、卵子ドナーから提供を受けての妊娠だったのではないでしょうか」
アメリカの不妊治療事情は日本とはやや異なる。日本産科婦人科学会は卵子提供や代理出産を認めていないが、米国ではいくつもの症例がある。
「日本よりもビジネス化が進んでいます。“デザイナーベイビー”がいい例で、提供される卵子や精子によって子供の肌、目、髪の色まで選択できる不妊治療施設もあります。日本よりも体外受精に踏み切る夫婦が多く、ここ数年、50代の出産も増えているようです」(宮下さん)
日本でも、2011年に野田聖子議員(55才)が米国で卵子提供を受けて出産。2012年にはラジオパーソナリティーの坂上みき(57才)が53才で妊娠・出産したことが話題になった。坂上も卵子提供を受け、海外で体外受精したといわれている。2001年には60才で出産した女性もいた。
共通するのは、「年下夫」の存在だ。坂上は12才差、60才の一般女性は20才差、そしてジャネットは8才差──。
「ジャネットのニュースを聞いて思ったのは、“好きな人の子供を産みたい!”という思いは何才になっても変わらないんだな、ということです。高齢出産に対する賛否より、単純にその女性としての気持ちがスゴイなぁ」(45才・ファンの女性)
すでに妊娠中期に入っているとみられるジャネット。彼女の驚きの“パフォーマンス”から目が離せない。
※女性セブン2016年5月26日号