年初の日本列島を騒然とさせたSMAPの解散騒動から早4か月。ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川氏(84才)が騒動以来初めて公に口を開いた。
5月3日、彼がプロデュースする舞台『ジャニーズ・フューチャー・ワールドfrom帝劇to博多』の説明会でのことだった。ジャニー氏自ら、「皆さん、絶対に聞きたいと思うから」と突如切り出した。「解散なんて冗談じゃない。はっきりしときますよ。絶対にない」──思わぬ一言に報道陣が静まり返る中、ジャニー氏は言葉を続けた。
「SMAPはわが子と同じですから。ぼくは命をかけても守る。彼らがぼくを信じている以上にぼくも信じています」
来る9月9日にデビュー25周年を迎えるSMAP。「開催は未定」と報じられていた記念ツアーについてもジャニー氏はこう明言した。
「盛大にやるべきです。萎縮したり周りに遠慮したりする必要はない。彼らは“オレたち、もういいよ”と言うと思うけど、やらなきゃいけない」
ジャニーズ事務所のトップから突然飛び出した「解散しない」宣言。なぜ、このタイミングだったのか。多くの関係者が指摘するのが、4月27日発売の『週刊文春』の影響だ。
同誌は《SMAP“9月危機”メリー副社長VS中居正広》と題した記事でSMAPと事務所の契約が切れる今年9月にも解散危機がぶり返されると指摘。中居はまだ現状に納得しておらず、SMAP25周年企画も宙に浮いたままだと報じた。メリー副社長とはジャニー氏の姉、藤島メリー泰子氏(89才)。共に事務所をけん引してきた。
「記事を読んだメリー副社長は胸中穏やかではなく、中居本人に説明を求めたといいます。一度修復しつつあった事務所との関係に、再び亀裂が生じようとしていた。そこでジャニー社長が表に出た。“もうこれ以上かき回さないでくれ”と珍しく怒りを露わにしていたようです」(スポーツ紙記者)