国際情報

北京市が800か所でwi-fi完備公衆便所建設 トイレ革命目指す

 北京市では今年中に新たに800か所もの公衆トイレを建設することが明らかになった。しかも、テレビやwi-fi完備の高級トイレで、洗面所も広く清潔なだけに、これまでの仕切りや個室がなく、用を足している時に隣の人の顔が見える「ニーハオトイレ」からの脱却など、首都にふさわしい「トイレ革命」を目指すという。北京紙「新京報」が報じた。

 中国全土では来年までに計5万7000所で公衆便所を新設・改築するほか、習近平国家主席の号令で、農村部での水洗トイレ導入を急ぐなど、世界第2位の経済大国にふさわしいトイレ環境を整えることを目的としており、北京でのトイレ革命も、その一環となる。

 特に、北京市政府など行政部門や大学などの首都機能移転による副都心構想の中心の通州区には一挙に100か所の豪華トイレが建設される予定だ。これらの北京市の計画が完成すれば、歩いて5、6分に1か所の割合でトイレを利用できることになり、極めて便利になることは間違いない。

 トイレ空間の広さは約20平方mで、トイレの個室のなかに乳幼児用のベビーチェアなども設置しており、日本で普及しているトイレをモデルにして作られるという。建設費はトイレ1か所で約10万元(約170万円)で、これが800か所だと総計で約8000万元(約13億6000万円)となる。

 これらのトイレ革命について、市政府担当者は同紙に対して、「北京のトイレは2008年の北京五輪を機にしたマナー向上運動などを通じて改善はされたが、いまだに衛生面では心もとない状態だ。北京は外国人観光客も多数訪れるだけに、中国の首都として恥ずかしくないトイレ環境の整備に力を入れたい」などと語っている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末は再婚へと向かうのか
「これからもずっと応援していく」逮捕された広末涼子の叔父が明かす本当の素顔、近隣住人が目撃したシンママ子育て奮闘姿
坂本勇人(左)を阿部慎之助監督は今後どう起用していくのか
《年俸5億円の代打要員・守備固めはいらない…》巨人・坂本勇人「不調の原因」はどこにあるのか 阿部監督に迫られる「坂本を使わない」の決断
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者(44)が現行犯逮捕された
「『キャー!!』って尋常じゃない声が断続的に続いて…」事故直前、サービスエリアに響いた謎の奇声 “不思議な行動”が次々と発覚、薬物検査も実施へ 【広末涼子逮捕】
NEWSポストセブン
「居酒屋で女将をしている。来てください」と明かした尾野真千子
居酒屋勤務を告白の尾野真千子、「女優」と「女将」の“二足のわらじ” 実際に店を訪れた人が語る“働きぶり”、常連客とお酒を飲むことも
週刊ポスト
再再婚が噂される鳥羽氏(右)
《芸能活動自粛の広末涼子》鳥羽周作シェフが水面下で進めていた「新たな生活」 1月に運営会社の代表取締役に復帰も…事故に無言つらぬく現在
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン