3組に1組の夫婦が離婚している時代、あなたが「うちに限って大丈夫!」と思っていても、夫はそうは思っていないかもしれない。ある日突然、夫から別れを切り出されたら――泣いてすがるのはもう古い! あなたにはNOといえる権利もあり、たとえ離婚するにしても、好条件をもぎとる方法がある。決してあってはならないけれど、不倫の場合に備えて証拠を集めておくのは必須だ。
離婚カウンセラーの池内ひろ美さんは言う。
「不倫なら離婚請求は認められませんし、300万円程度の慰謝料を払わないといけませんから、正直に言う夫は、まずいません。ただ、“お前とはやっていけない”などあいまいな理由を挙げてきたら疑うべき」(柳原さん)
だからといって夫を問い詰めるのは厳禁。あくまで内密に証拠を集めるのが賢い選択。弁護士の柳原桑子さんはこう言う。
「証拠があれば、離婚を決めた後、有利になりますし、離婚しなくても、その後の夫婦関係の主導権を握れます」(柳原さん)
ただし、安易に探偵を雇うのは禁物。探偵は費用が高く、1泊2日の調査で約15万~20万円はかかる。それに悪質な業者も。
「成功報酬をうたって、基本料金を妻から取り、その裏で夫と接触し、口止め料も取る手口が知られています」(池内さん)
まずは自分でできることからやってみよう。証拠の集め方は以下の通り。
◆携帯電話やスマホをチェック
メールやLINE、通話記録、検索履歴を確認。転送すると履歴が残るので画面を写真に撮るのがベスト。
◆財布やポケット
バーや居酒屋などのレシートをチェック。カクテルなど、女性が好みそうなメニューに注目し、写真に撮ろう。日付も重要なので記録して。
◆預金通帳
あやしいお金の流れがないか確認を。愛人がいれば、定期的にお金を引き出している可能性あり。
◆クレジットカード
利用明細を調べ、ホテル代や高額プレゼントらしき出費がないかを確認。
◆かばん
名刺入れなど見覚えのない小物は愛人からの贈り物の可能性が。避妊具を持ち歩いていないかもチェック。
※女性セブン2016年5月26日号