居心地のいい空間で栄養満点のご飯を提供する学食が増えている。今や大学は、勉強だけでなく学生さんの食と健康までサポートする時代なのだ。
体操の白井健三が通う日体大の横浜・健志台キャンパス。学食『レストラン選手村』では600円で本格中華が食べ放題。お昼時は学生が行列し、麻婆豆腐や餃子をてんこ盛り、そしておかわり! 大手中華料理店で料理長を務めた経験を持つ堀越弘さんが、厨房で食材を炒め、次々とビュッフェコーナーに補充していく。「良質な筋肉のために鶏肉の料理は必ず入れます」と、堀越さん。彼らの体はここのご飯でできている。
森田恭通のインテリアとパフェが女子に人気なのが、同志社大学。
大阪や東京でレストランを展開する会社『バルニバービ』が2004年に同志社大学内に学食をオープン。大地真央の夫の森田恭通がデザインした、学食とは思えないスタイリッシュな雰囲気のインテリアが話題に。とはいえ一般の店より2~3割安い学食価格なのがうれしい。行列のできる『ソフトクリームパフェ』(550円)も人気だ。
大正時代から愛されるクラシカルな食堂を持つのが、立教大学。
大正時代に建てられたレンガ造りの名建築が並び、美しい庭が広がるキャンパスの奥に佇む『第一食堂』は、扉を開けると荘厳な雰囲気が漂い、ハリー・ポッターの世界のよう。食堂として長年営業を続け、昔ながらの味を引き継ぐ『カツ丼』(370円)が人気メニュー。注文を受けてから、カツを揚げるこだわりを守っている。
※女性セブン2016年5月26日号