普段はまじめでも、たまに大きな騒動を巻き起こしてしまう──。そんな夫を持つのは、千葉県在住の専業主婦Fさん(52才)。通信会社勤務・55才の堅物夫のトンデモエピソードを紹介します。
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ランチは500円までと決めて、月の小遣い3万円からコツコツ貯金して1年で20万円も! そんな、まじめがスーツを着て歩いているような夫が2~3年に1度、とんでもないことをやらかしてくれるんだわ。
この間は残業続きの週末、夜遅く電車の中で、ついうとうと。気がついたら、津田沼の自宅に帰ろうとしたのに、八王子なんだって。しかも、かばんごとなくなっていて、財布も携帯電話もない。
あわてて電車から降りたはいいけど、上り電車はとうになくなっている。着払いでタクシーで帰ってきて3万円なり。
それから、財布の中に入っていたクレジットカードの使用を止めて、携帯電話も止めて。家の鍵もないっていうから、鍵交換で5万円。その騒ぎの最中に、自宅のバンのスライドドアで指を挟んで、病院で4針縫って。
さんざん家族を振り回しておいてよ。「だいたいお前が出がけに『たまには早く帰って来てよ』って言うからだ」なんて言われたら、私だって黙っていられないわよ。そしたら夫はちょっと前にした夫婦げんかを蒸し返して、思い出し怒り。
結局、最後はいつも通り、離婚するの、しないのまで。こんな騒ぎ、いくつまでやる気よ?
※女性セブン2016年6月2日号