「女優・芦田愛菜」が現れたのは、2010年のテレビドラマ『Mother』(日本テレビ系)。虐待を受ける小学生役を見事に演じ、大人顔負けの演技力に誰もが驚いたとき、彼女はわずか6才だった。
そんな彼女が、この春、セーラー服に身を包んでテレビに登場。「ああ、愛菜ちゃんも中学生になったのね」と感無量だった人も多いはず…。しかし、「わたしがホントの中学生になるのは、来年なんです!」とのことで、実際の芦田愛菜ちゃんは、11才の小学6年生だ。
「ずっとずっとセーラー服に憧れていたから、役衣装で着ることができてすごく嬉しいです。だって、地元の中学校の制服はブレザーだから。衣装合わせのときは嬉しすぎて鼻の下がビヨ~ンって伸びちゃった」
現在放送中のテレビドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系・毎週日曜21時~)で彼女が演じているのは、他界した母に代わって家事を切り盛りする長女・伴桜子役。もうひとつ、桜子役で嬉しかったのは、ハイヒールを履けたこと。
「ハイヒールって、すごく大人の女性って感じがしませんか? 高いヒールをカンカン!って鳴らして歩くのって、すごくかっこよくて憧れます。だから3話で履くことになったときは嬉しかった! かっこよく歩くどころかグラグラして立っているのも大変だったんですけど(笑い)」
彼女がハイヒールを履いてもグラグラせず、「愛菜さん」と呼びたくなる大人の女優になる日まで、近所の子のようにずっと見守り続けるでしょう。
撮影■佐藤佑一
※女性セブン2016年6月2日号