芸能

東京、名古屋、大阪… 朝ワイドはテレ朝系ひとり勝ち?

好調のテレ朝『グッド!モーニング』(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、勢力図が変わりつつある朝帯のワイドショーに注目。

 * * *
 先月、テレビ朝日内で1月クール(1月~3月)の「番組特別表彰式」が行われ、「視聴率特別賞」に朝帯の『グッド!モーニング』と『羽鳥慎一モーニングショー』が選ばれ、表彰されたという。

 長年、社内で「強化ポイント」と言われ続けてきた朝帯の視聴率を引き上げたのが受賞理由。朝の番組の視聴率が良いと、その後の時間帯にも好影響を与えるということで、局内で高く評価されたそうだ。

 好調ぶりは4月に入っても続き、『めざましテレビ』(フジテレビ系)に1.0%差で歴史的勝利をおさめた日があったことは、以前にも書いた。

 そしてゴールデンウィークには、ついに「週間視聴率」で『グッド!モーニング』が『めざましテレビ』に勝利した。実に、21年ぶりのことだったという。

 ゴールデンウィークを始め、祝日の朝帯は、F3&M3(50歳以上の女性&男性)に多く見られている番組視聴率が安定する。学校がお休みで子供たちはまだ寝ているからで、ふだんと変わらず早起きしている年配視聴者に支持されている番組は強さを発揮するのだ。

 とはいえ、勝ちは勝ち。『グッド!モーニング』のスタッフ、アナウンサー、コメンテーターら出演者はもちろん、社内はこの話題で沸いたと聞く。

『グッド!モーニング』は、「情報に、わかりやすさという彩りを」をモットーに、同社の坪井直樹アナをメインに、『やじうまワイド』時代から“朝の顔”を長年つとめる松尾由美子アナ、新人の田中萌アナ、そして、セント・フォース所属の新井恵理那が並ぶ。

 男子アナにも中堅を揃えていて、特にスポーツコーナーは他局に比べて安定感がある。

 コメンテーターを置かない『めざましテレビ』や『ZIP!』と異なり、俳優の中尾彬を始め、年齢層の高いコメンテーターや、同社の名村晃一氏、『報道ステーション』の2代目コメンテーター、一色清氏ら、重鎮を置いている。

関連記事

トピックス

異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
いい意味での“普通さ”が魅力の今田美桜 (C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』ヒロイン役の今田美桜、母校の校長が明かした「オーラなき中学時代」 同郷の橋本環奈、浜崎あゆみ、酒井法子と異なる“普通さ”
週刊ポスト
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
長浜簡易裁判所。書記官はなぜ遺体を遺棄したのか
【冷凍女性死体遺棄】「怖い雰囲気で近寄りがたくて…」容疑者3人の“薄気味悪い共通点”と“生活感が残った民家”「奥さんはずっと見ていない気がする」【滋賀・大津市】
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン