夫婦共働きが増えている現代、家事代行サービスやハウスクリーニングを頼む家庭も増えつつある。小学生の息子2人をもつ4人家族の主婦・小野寺さおりさん(46才)。悩みの種は、細かな汚れが気になる浴室だ。
「毎日掃除していても、知らぬ間に水あかやカビがたまり、排水口の奥に潜むぬめりに至っては、触れるのも嫌。“落ちる”といわれる洗剤を購入しては、掃除してみるものの、思ったように汚れが落ちず、プロに頼むことにしました」(小野寺さん、以下「」内同)
家事代行サービスとハウスクリーニングで迷った彼女は、家庭用の洗剤や道具を使って掃除するのが家事代行の掃除サービスだと知り、ハウスクリーニングを頼むことに。
「プロに徹底的に2時間かけてきれいにしてもらえて、お値段も1万円強と、思っていたより安かったので、お願いしました。ついでに掃除の仕方も教わりたいと思います」
今回、小野寺さんが依頼したのは、イオングループの『カジタク』。全国のイオンに申し込みカウンターがあり、家電量販店などの店頭ではチケットを購入できる。浴室約90~120分で、1万2960円。早速、プロの技をみてみよう。
床とタイルの間にできたカビは、カビとり洗剤をハケで塗ってから落とすときれいに。専用洗剤でぬめりを除去。手の届く範囲までブラシで磨いたら、ピカピカに仕上がった。
浴室全体を洗い上げた後、汚れ具合に応じて洗剤を変えて水あかやカビの生えたところを徹底洗浄。カビとりの際には、手袋、マスク、ゴーグルの重装備で行う。水滴を拭き上げた後は、汚れの落ち具合を一緒に確認。掃除のコツやきれいさを保つための方法を教えてくれる。
ハウスクリーニングで忘れずに頼みたいお得なサービスと注意事項がある。使用時は目立たなくても、乾くと目につく浴室の水あかや赤カビ、黒カビ、排水口のぬめりなどをスッキリ落としてくれる。汚れを落としきった後は、通常の掃除でも汚れがたまりにくくなる。また、防カビコート(別途料金)をプラスすることも可能。
注意したい点は、掃除できる範囲が細かく決められる。浴槽のエプロン部分や換気扇、風呂蓋や洗面器などの備品の掃除はオプション設定のことが多いので、必ず確認を。また、お湯が使えない場合はサービスが受けられないこともあるので注意して。終わった後の感想を小野寺さんに尋ねると…。
「終わりました、の声でのぞいてみると、全体的に白くて輝くお風呂に変身していてびっくり。照明を取り換えたあとみたい! あえて見ないようにしていたカウンターの裏や、天井、シャワーやカランまでもピカピカに。
汚れをためないための洗剤や道具選び、磨き方のアドバイスもしてもらったので、この美しさをできるだけ長く保つよう、日々の掃除を頑張ります!」(小野寺さん)
※女性セブン2016年6月2日号