ビジネス

相続トラブル回避に必須 遺言書を正しく書くポイント

遺言書を正しく書くポイントは

 遺産相続でのトラブルを回避するために重要なのが遺言書。しかし、形式や言葉づかいに不備があると無効になることも。行政書士の竹内豊さんが説明する(以下、「」内同)。

「例えば、日付や押印がないと無効。また、相続人に財産を残す場合は“相続させる”という言葉を使い、“譲る”“託す”“与える”などの表現は無効になる可能性が」

 このように、細かいルールがたくさんあるのだ。また、遺言は、本当に本人が書いたものだと証明するために、遺言者の実印で押印し、印鑑証明をつけてもらうことも大切。住所や氏名も、印鑑証明書どおりに記載を。そして、財産ごとに、誰に相続させるかを書いておくこと。

「土地は所在地、預貯金は口座番号など、財産の所在をきちんと書き、相続させる相手は名前だけでなく、生年月日も明記すること。また、万一遺言者より先に相続人が亡くなった場合は、相続人の子である孫を指定するなど、対応を書くのもポイントです」

 忘れてはいけないのが、遺言執行者の指定。遺言執行者とは、遺言内容を実現するための総責任者のことだ。

「破産者や未成年でなければ、相続人でもかまいませんが、行政書士など専門的知識がある人だとより安心です」

 自筆で書く遺言書は「自筆証書遺言」といい、手軽に書けるのは魅力だが、紛失や改ざんの恐れもある。まず自筆で残して、機会を見て公正証書にしておくこと。

※女性セブン2016年6月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《田中圭に永野芽郁との不倫報道》元タレント妻は失望…“自宅に他の女性を連れ込まれる”衝撃「もっとモテたい、遊びたい」と語った結婚エピソード
NEWSポストセブン
父親として愛する家族のために奮闘した大谷翔平(写真/Getty Images)
【出産休暇「わずか2日」のメジャー流計画出産】大谷翔平、育児や産後の生活は“義母頼み”となるジレンマ 長女の足の写真公開に「彼は変わった」と驚きの声
女性セブン
不倫報道のあった永野芽郁
《お泊まり報道の現場》永野芽郁が共演男性2人を招いた「4億円マンション」と田中圭とキム・ムジョン「来訪時にいた母親」との時間
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された愛子さま(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会で初着物》愛子さま、母・雅子さまの園遊会デビュー時を思わせる水色の着物姿で可憐な着こなしを披露
NEWSポストセブン
不倫を報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁との手繋ぎツーショットが話題》田中圭の「酒癖」に心配の声、二日酔いで現場入り…会員制バーで芸能人とディープキス騒動の過去
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン