104日ぶりに「テレビ復帰」したベッキー(32)が不倫騒動について告白した『金スマ』(中居正広の金曜日のスマイルたちへ・TBS系)は、番組史上最高視聴率の24%を獲得。改めてベッキーの「タレント価値」を見せつけた格好だが、簡単に“禊を済ませて再出発”とはいかないようだ。最大の懸念は「少なく見積もっても5億円超」といわれる違約金の支払いである。芸能プロ関係者がいう。
「TBSにオイシイところを持っていかれたから他局はベッキーを黙殺するという情報もあったが、“数字が取れる”となれば掌を返すのがテレビ局の常識。2回目、3回目のベッキー出演を狙って早くも争奪戦になっているようです。
ただしCMとなると話は別。不倫に嫌悪感を持つ主婦層の反感は根強いので、スポンサーが二の足を踏むのは間違いない。スキャンダル前は1本の出演料が2000万円超とさえいわれていたので、さすがに10本分の穴を埋めるのは難しいでしょう」
そんな中、ベッキーにとって新たな活路となりそうなのがインターネットだ。
『金スマ』放送後、ベッキーが自身のオフィシャルブログに、「みなさまへ」と題する騒動への謝罪文をアップしたところ、1万3000を超えるコメントが届いたのだ。しかもその大半がベッキーを激励する長文の書き込みばかり。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「異例の数字」と語る。
「人気ブログを持っているタレントでも、1000件コメントがつくかどうか。PV(閲覧数)も相当の数があったものと推測できます。大人気のタレントブロガーは、それだけで月収500万円になるといわれますから、ベッキーも投稿を頻繁にしていけば、同じくらい稼ぐ可能性はある」
莫大な違約金の前では雀の涙にも思えるが、ベッキーに近い芸能関係者も「今後ベッキーはブログを有効活用していく方針らしい」と話す。
ちなみに、ベッキーの公式ブログは「LINEブログ」内にある。つまり、あの「ありがとうセンテンススプリング!」の迷言がバレる原因になってしまった因縁のSNSを運営するサービスだ。
炎上も復活も、LINEがきっかけになるとは皮肉な話。
※週刊ポスト2016年6月3日号