8月のリオ五輪に向けて、テレビの買い替えを考えている人も多いだろう。2011年の地上デジタル放送への移行時期にテレビを買った人もそろそろ買い替えの時期だ。
今は2K(フルハイビジョン)テレビではなく、2Kの4倍の解像度を持つ4Kテレビの時代。だからこそ、家電の達人たちは、テレビに限っては、「型落ちモデルはおすすめしない」と声を揃える。家電コンシェルジュの神原サリーさんはこう言う。
「少し高いお金を払っても、価値があると思えるものを買うのがボーナス。テレビはメーカーが力を入れているから、新製品の満足度は高いです」
たしかに、家電量販店のテレビ売り場には、各メーカーのイチオシがところ狭しと並ぶ。その画質はどれもきれいで、何を買えばいいのかわからなくなったという経験は誰しもあるだろう。俳優で家電俳優としても知られる細川茂樹(44才)が選び方を教えてくれた。
「家電量販店に並んでいるテレビは自社テレビが得意とする映像を映しているから美しく見えるのは当たり前。実は、4Kに対応したテレビでも、今の地上波放送は2Kです。だから店頭で“地デジを映してください”と頼んで見比べるんです。それも、そこにあるテレビ全部を地デジにしてもらって比べる。店員さんは嫌がりますけど(苦笑)。
どれも同じに見えた画質が各社、結構違うのがわかるはずです。仕事でプロにメイクをしてもらってライトを当てればきれいに映ります。でも家に帰ってみるとなんだか違う。それと同じで、家でもきれいに映るかどうかが重要なので、地デジで見比べるんです」
※女性セブン2016年6月9・16日号