「『あんたこのままのペースで仕事してたら卵巣ダメになって出産できませんよ』って言われて、それからものすごい、何かとんでもない間違いをした、産む可能性というか機能があるのに無駄にしちゃったんじゃないかと思って、気が変になるほどに泣いたりして病院に通ったんです」
“最強女子アナ”の呼び声も高い有働由美子アナ(47才)の発言が波紋を呼んでいる。衝撃発言が飛び出したのは5月18日『あさイチ』(NHK)。「女性リアル どう思う?“子供がいない生き方”」のコーナーで有働アナは冒頭の話を切り出した。
診断されたのは、彼女がニューヨーク特派員として渡米した2007年頃。40才という節目の年齢を迎える直前だ。2010年に『あさイチ』が始まってからも病院通いを続けたが、最近になってようやく気持ちの整理がついたという。
「去年ぐらいから、無理かなというのでやっと気持ちがフラットに落ち着いた」
2012年から4年連続で紅白総合司会、『あさイチ』の視聴率も好調で、今年1月から始まった大河ドラマ『真田丸』のナレーションを務めるなど、“最強女子アナ”の看板にふさわしい仕事ぶり。一方プライベートでは順風満帆とはいかなかった。2013年に交際を報じられた5才年下の男性とも最近になって破局したという。
「結婚も考えていたみたいだけど結局別れてしまったようです。気持ちが落ち着いた理由は別れもあったのかな。これまでも“プライベートを捨ててきた”なんて話していましたが、完全に仕事一本という感じですね」(NHK関係者)
かつて有働アナは雑誌のインタビューで次のように話していた。
《結婚して子供も産んで、仕事もよくやっているよね、と言われるのがベストだと思っていました。でも、結婚して子供が生まれたら、私は器用じゃないし、きっと仕事の質は落ちてしまう。(中略)今は仕事かな、と思ってタイミングを逃してきました》(『婦人公論』2013年5月7日号)
結婚、出産に対する気持ちの整理をつけ、今、仕事に邁進する有働アナ。それに応えるかのように局内ではこんな声があがっている。
「有働さんは現在、チーフアナウンサーという役職です。これは約500人いるNHKアナ全体の15%程度で、部長・部次長扱い。その上は、エグゼクティブアナウンサーで局長級になります。このままいくと、有働さんの昇格は確実でしょう。もしかすると女性で初の理事になるのではないかという話もあります」(前出・NHK関係者)
背負う期待は大きい。
※女性セブン2016年6月9・16日号