芸能

朝ドラの「語り」檀ふみ 家族見守る古時計をイメージ

語りを務める檀ふみ(「とと姉ちゃん」HPより)

 放送開始から7週連続で週間平均視聴率20%超えを記録するなど、絶好調のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。このドラマで、「語り」を務める檀ふみさんに、話を聞いた。

 * * *
 朝、ご覧になる人が元気をもらうドラマなので、暗い話の時でも明るさを意識してやっています。ですから「とと」が亡くなる場面でも、感情移入しないよう気をつけました。

 理想としているイメージは、全編を通して一貫したキャラクターを持つことです。例えば小橋家を見守り続ける古時計のような。小橋家に寄り添い、喜怒哀楽を見守りながら、時には一緒にはしゃいだり、ツッコミを入れたり。

 でも、時代背景の説明など、情報を伝える部分でキャラが立ちすぎてはいけません。本編のお芝居を邪魔しないようにしつつ、ドラマの世界が膨らむような語りができたらな、と思ってやっています。

 ナレーションの収録は、週に1回、NHKでしています。まず、まだ映像がないなかで台本を読みながら仮ナレーションを何本か録るんです。この時は自由に好き放題にやらせていただいて、その数週間後に映像ができると、それに合わせて本ナレーション録りを行っています。

 台本を読んで想像を膨らませていたものが、「あ、こんな芝居になったんだ」と、演出や演技の巧みさに笑ってしまうこともしょっちゅうです。映像を見ながら演出のかたと「ここはもっとトーンを落としたほうがいいかな」と思ったところは相談しながら修正していきます。

※女性セブン2016年6月9・16日号

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン