高額なものが多い家電。できるだけ安く手に入れたいものだが、どうやって値切ればいいのだろうか。家電量販店の現役スタッフが、最新の値切り方をこっそり伝授する。
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最近、家電量販店の敵は、アマゾンや楽天のようなネット通販会社です。だからこそ、私たちは店に直接足を運んでくれるお客様を大事にしたいと思っています。
店頭価格から下げてもらえないと思っている人もいますが、値切ってもいいんです。私たちは、むしろ値切られて当たり前と思っています。
ただ、こちらも人間なので、値切って当然というスタンスで来られると、ムッとしますよね。特に平日の夕方や土日の繁忙時に、威圧的な態度で来られると“安くしてたまるか”という気になってしまう。
いくつかポイントをお伝えしましょう。
■買うなら、日曜日の夕方、月末、四半期末、そして雨の日
お店を訪れる時期や時間は重要です。日曜日の夕方、月末、また四半期末は店の売上目標を達成したいので、店側は値引きしてでも売りたいところ。客足が遠のく雨の日も狙い目です。雨の日にわざわざ来店して購入を真剣に検討していると考えて、頑張らせていただきます。
■「~では○円だった」は具体的に
“地域No.1の安さ”をうたっているお店だと、他店より価格が高いと安くせざるをえません。そのときは、遠慮なく「~では○円だった」と具体的な店名と価格を伝えてください。このとき、価格設定の仕組みが違う『ドン・キホーテ』やホームセンターの価格は比較対象になりませんので悪しからず。
■交渉はアルバイトではなく社員にする
価格の相談は、売上目標を気にしている社員がベスト。名札に書いてあるので、確認して話しかけてください。
■“感想”と“抱き合わせ”でもっと安くなる
覚えていてほしいのは、値切りは人同士のコミュニケーションだということ。商品説明をきちんと聞いて感想を言って、丁寧に交渉してくれると、こちらも下げる気になります。購入を決めたら、併せて「~も一緒に買うから」という抱き合わせも検討してみてください。頑張ります。
■支払いは現金で
クレジットカードは手数料を店側が支払うので、その分、店の取り分が減ります。現金だとその分安くできることがあるので、「現金で支払う」との意思表示は効果的です。
※女性セブン2016年6月9・16日号