芸能

テレビで“数字を持っている”二世タレントの条件とは?

『一周回って知らない話』(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、最近いろんな番組で引っ張りだこの二世タレントを分析。

 * * *
 6月8日オンエアの『一周回って知らない話』(日本テレビ系)で高畑裕太くんと共演。あまりにも背が高くなっていて、同時にイケメンにもなっていたので驚いてしまった。現在181センチだそうだ。

 彼が「高畑淳子の息子」ということで『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に初出演してくれたのは5~6年は前だっただろうか。まだ芸能界入りしていなかったうえに、小柄でぽっちゃりとした男の子という印象だった。

 母の高畑淳子さんと共に出てもらったこともあり、シングルマザーの高畑さんとヤンチャな一人息子の裕太くんとの会話は視聴者にも好評だった。

 そんな彼が芸能界入りしたと聞いたときは、「何するの?」「大丈夫?」と心配したものだが、いまは石井光三オフィスに所属。磯野貴理子の元夫であるマネジャーが懸命に売り出しにかかっている。

 主演タイプではまだないが、青春群像劇の五番手ぐらいに居るとハマるタイプ。二世ならではの天然タイプなので、バラエティーでも重宝。『一周回って~』でも、時折、突拍子もない感想コメントを放ち、司会の東野幸治やパネラーのビビる大木らのツボに入っていたように思う。

 そんな高畑と“W裕太”として出演することもあるのは渡辺徹・榊原郁恵の息子で、現在『news every.』(同)の16時台でリポーターをしている渡辺裕太だ。デビュー時の郁恵ちゃん=母にソックリで、これまた二世ならではの呑気なタイプ。でも、共演者らに「裕太くん」と呼ばれ、ツッコまれたり、いじられたりして活きる彼もバラエティーで活躍中。親子共演はナシと聞いていたが、母がレギュラー出演している『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)で母の監視下でVTRに出演。“共演”を果たしている。

 高畑裕太や渡辺裕太のように、親と似ている二世にはとにかく数字がある。日本テレビが行った「家族ウィーク」での『~御殿!!』に登場した関口アナムと匠という初登場の二世には「数字があった」とスタッフ内で評判となった。

 アナムと書いて「あなん」と読ませる関口アナムの父は写真家の関口照生氏で母は女優の竹下景子。彼は母似で、いかにも、いい家に育ったという、おっとりした顔立ち。

 匠は張りのある大きな声も濃いめの顔も父親にソックリ。俳優の志垣太郎の息子で、テレビ初登場だった。

 その関口アナムは現在、『僕のヤバい妻』(関西テレビ・フジテレビ系)で、ヒロミと松本伊代の息子で俳優の小園凌央と共演している。

 昨今、フジテレビは“朝ドラ出身者”と“二世”を多くキャスティングし、少しでも視聴率アップを図ろうとしているように見える。関口も小園もチョイ役なのだが、この先またドラマからお声がかかるかもしれない。

 ちなみに、長いこと夫婦共演がNGだったヒロミと松本伊代には“考え”があるようで、いまのところ息子との共演はNGだと聞く。

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