『笑点』新メンバーの林家三平(45)といえば、「昭和の爆笑王」と呼ばれた初代・林家三平(故人)を父に持つ落語界のサラブレッドである。兄は林家正蔵、母の海老名香葉子は林家一門の“おかみさん”として夫亡き後も存在感を放っている。
新司会者の春風亭昇太(56)が三平の加入理由を「奥さん(国分佐智子)が美人だから」と茶化したが、すべてを手に入れた男には周囲のやっかみが付きものだ。今回の取材の合間にも「三平のメンバー入りなんて、どうせ海老名家の猛プッシュのおかげでしょ」(ある落語関係者)との声が聞かれた。
しかし香葉子さんは「私も放送で知ったんですよ!」とこの説をハッキリと否定した。
「私は笑点ファンでいつも観ているのですが、三平がメンバーに決まったときはもう嬉しさと同時に、腰が抜けるほど驚きました」
では、大喜利でもたびたびネタにされる昇太の「ゲイ説」はどうか。メンバー唯一の独身者であることや、料理が特技と自任し何でもこなしてしまう「独り身キャラ」が定着した結果、まことしやかに囁かれるようになった。
「あれだけ売れっ子なのに、なぜいまだ独身なのか謎です。それだけならまだしも、東京・世田谷区に住んでもう16年になるにもかかわらず、ご近所さんですら女性の姿を見たことがないらしい」(芸能記者)
その一方で、最近になって都内某所に「座布団御殿」を建てたのは「“いい人”ができたからでは」(スポーツ紙記者)との噂も。
昇太本人を直撃して聞いてみると、「僕にだって彼女がいたことくらいあるわい!」とものすごい剣幕。
「笑点参加当初はこんなゲイ疑惑キャラじゃなかったんですよ。ただ、円楽さんがことあるごとに『お前の独身はアヤシイ……』といじるから……。今や日本一の独身キャラ? やかましいわ(笑い)。彼女? クソ~、今はいません」
※週刊ポスト2016年6月17日号